アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
箱根地域の大掃除
2022年02月01日AR日記をご覧の皆さま、こんにちは。
箱根事務所の高木です。
さて、今回も日が経ってしまいましたが昨年12月に実施した「箱根地域の大掃除」についてお伝えしたいと思います。
「箱根地域の大掃除」とは、昨年12月14日、箱根地域において環境保全と美化向上のために実施した「箱根地域国立公園内不法投棄防止一斉パトロール」のことです。
毎年12月末頃に富士箱根伊豆国立公園箱根地域内において、関係行政機関や事業者の皆様に呼びかけを行い、不法投棄防止パトロール及びゴミの回収活動を協力して実施しています。
第15回目となった今年度の活動では、19機関・団体77名の方にご協力頂き600kgを超えるゴミを回収しました。(昨年度の様子はこちらからご覧頂けます:箱根地域の大掃除)
当日は参加団体毎に施設敷地内や道路等をパトロールするとともに、道路脇などに投げ棄てられていたゴミを回収しました。
当事務所では箱根町及び箱根ビジターセンター、さらに沼津管理官事務所の方々と協力をして、例年投棄ゴミが多く見つかる峠道で活動を行いました。
普通にドライブをしていたらあまり気付くことは無いかもしれませんが、道路から下の斜面を見てみると写真のようにゴミが投棄されていることがあります。
▲画像右下の白く写っているゴミ
投棄された意図は分かりませんが、とても残念な気持ちになります。
他にはストーブやお菓子の袋などのプラスチックゴミ、タイヤ、網戸、靴、バッテリー、釣り竿、ペットボトル、空き缶、タバコの吸い殻などのあらゆるゴミが回収されました。
▲集められたゴミの分別作業(ゴミは回収されたものの一部です)
集められたゴミは分別の後、箱根町環境センターへ持ち込み、適切に処理して頂きました。
今年度のゴミの回収量は約675kgでした。
▲ゴミの回収量及び参加者数の推移
箱根地域は国立公園にも指定されている通り、傑出した風景地であり観光の名所ですが、少し道路から外れて茂みの中を見るだけでも、こんなにもゴミがあるのかと大変驚きました。
ゴミを捨てるのは簡単かもしれませんが、それらを拾い集めたり分別したりする労力は大変なものです。
美しい箱根を維持するためにも、今後も関係機関の皆様に協力して頂きながら活動を続けていきたいと思います。
今回の取り組みの詳細についてはこちらのPDFをご覧ください。
実施結果(PDF:474KB)