関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

合同巡視with 富士山レンジャー

2014年05月30日
富士五湖
新緑がまぶしい富士五湖事務所からお届けします。

皆さん、富士山レンジャーをご存知ですか?
2005年に富士山地域における自然保護、観光客や登山者に対する
マナー啓発等の目的で山梨県が設置したもので、
地方自治体としては東京都に次いで全国で2番目です。

昨年度までは4名体制でしたが、4月より7名体制にパワーアップし、
富士山周辺のパトロールや学習会等々の活動をしています。

富士五湖自然保護官事務所では、様々な業務の折に
富士山レンジャーと協力をしています。

今年度は週に1回ペースで利用者の多いルートを中心に
合同でパトロールすることを計画していて、
さっそく第1回目を実施しました。今回は約11キロの行程。



設置されているベンチを確認中。(2014年5月20日撮影)


どんな点に注意をしながらパトロールをしているかと言いますと、

●登山道に危険箇所がないか
●標識が間違っていないか、老朽化していないか
●ベンチやあずまやに問題はないか
●稀少種などの植生状況
●利用者の状況(どれくらいの人が利用しているか等)
●より魅力的なルート・スポットの探索

等々、皆さんが安全かつ快適に自然を楽しむ事ができるよう
色々な視点からチェックをしています。


『危なくないかな・・・?』利用者の気持ちになってチェックします(2014年5月20日撮影)


もし何か問題を見つけた際は、簡易的なものであればその場で修理をしますが、
不可能な場合は、登山道の管理者に随時報告をしています。




緩んだ標識を固定中の富士山レンジャー(2014年5月20日撮影)


利用されているみなさんの声はとても大切です!
もし登山道などで黄色いレンジャー服(環境省)、
カーキ色のレンジャー服(山梨県)を見かけたら
気軽に声をかけてくださいね!