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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

【山の日】に自然観察会!

2016年08月15日
沼津 橋本 和加子

今年から始まった【山の日】。

『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日』です。

811日に制定された【山の日】に、全国各地で様々な催しが開催されたようですが、富士山でも自然観察会を実施しました。

この日は静岡県側では『西臼塚』で、山梨県側では『御中道』で実施されましたが、私が担当した西臼塚の様子をお届けいたします。

 

富士山南麓に広がる自然休養林の中に『西臼塚』はあります。

猛暑・酷暑と言われ、静岡県でも暑い日が続いていますが、標高1200m程にある西臼塚は、曇り空だったこともあり、比較的過ごしやすい気候でした。

そんな中、続々と集まってきた参加者のみなさん。

<大人グループ>と<親子グループ>の2班に分かれて、西臼塚の森に入っていきました。

カエデ広場で解説を受ける大人グループ

 

大人グループは、富士山の成り立ちや西臼塚も火口であること、増えすぎたシカが森に与えている影響、周辺の自然環境や人間がどのような立ち位置で自然と関わっているのか・・・など、大人向けの観察会となりました。

実際に触って自然を感じながら学んでいます

 

一方の親子グループは、解説の中に"遊び"を取り入れて自然の中で楽しく学びました。

この日は、「私の木」と「ジャングルかくれんぼ」を行いました。

「私の木」は、目隠しをした人を自分の好きな木まで連れて行き、触って覚えてもらった後、元の場所に戻り目隠しを外して触った木を当ててもらうゲームです。

「ジャングルかくれんぼ」は、鬼(人)を必ず自分の目で見ながら上手に隠れるゲームで、自分が動物だったら・・と動物の気持ちを想像できるゲームです。

これには大人も必死になり、子どもと一緒に童心に返って楽しんでいました。

ジャングルかくれんぼ中

鬼(人)は木に寄り添って数を数え、ガイドのかけ声で子どもも大人も森の中へ駆け込んで身を隠します。

 

観察会終了時に書いてもらったアンケートには、「自然の中で楽しみながら学べてとても良かった」「自然との関わり方を考えるきっかけになった」等の感想が多く、私たちももっとたくさんの人に自然の素晴らしさや大切さを伝えられるように頑張っていかなければと思いました。