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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

雪上の足跡と氷が張った八丁池

2012年02月08日
沼津
先日、およそ10cm~20cm程度の積雪の中、天城峠から八丁池を結ぶ『上り御幸線歩道』の巡視を、天城自然ガイドクラブの方達と行いました。
豪雪地域と比べればはるかに少ない積雪ですが、安全のため軽アイゼンを装着しました。
雪の中を巡視すると、雪上に残る足跡から様々な動物がいることを実感できます。


ウサギ(左上)、ヤマドリ(右上)、タヌキ(左下)、右下はムササビでしょうか?
他にもシカやテンとみられる小動物の足跡も見られました。
そんな動物たちの足跡や植物の様子、歩道上の標識や状況を確認しながら歩き展望台にたどり着くと、眼下には氷が張った八丁池が見えました。


富士山はちょうど雲の中に隠れていました。
池まで下りていくと、氷の上の雪は10cm程であることがわかりました。


昔は、多くの人がこの氷の上でスケートを楽しんでいたと、一緒にパトロールした天城自然ガイドクラブの方が教えてくれました。
この日は、この雪景色を見に家族連れや女性グループが八丁池を訪れていました。
積雪時の登山は滑ったり転倒しやすく、また通常よりも時間がかかりますので、きちんとした装備やコースタイムを考えて登山するようにして下さい。