アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
小富士遊歩道~富士山麓の古道
2024年09月05日
沼津
AR日記をご覧の皆様、はじめまして。
5月から沼津管理官事務所のARとして勤務しております、渡邊智矢と申します。
富士山の開山も残すところあと少しとなりました。
今回は山頂を目指す富士登山とは少し趣向を変えた富士登山の楽しみ方を紹介したいと思います。
5月から沼津管理官事務所のARとして勤務しております、渡邊智矢と申します。
富士山の開山も残すところあと少しとなりました。
今回は山頂を目指す富士登山とは少し趣向を変えた富士登山の楽しみ方を紹介したいと思います。
富士山の側火山へ向かう小富士遊歩道
富士山須走口登山道の玄関口となっている須走口五合目には、富士山頂に向かう登山道とは別に小富士と呼ばれる富士山の側火山に向かう遊歩道があります。
須走口登山道の入り口手前を右に行くと小富士遊歩道の道標がありそこから小富士まで樹林帯が続きます。
ここはかつて富士山信仰(冨士講)の修練の場だったそうです。
小富士までの続く樹林帯は当時の雰囲気がそのまま伝わってきそうな神秘的で荘厳な景色が続きます。
須走口登山道の入り口手前を右に行くと小富士遊歩道の道標がありそこから小富士まで樹林帯が続きます。
ここはかつて富士山信仰(冨士講)の修練の場だったそうです。
小富士までの続く樹林帯は当時の雰囲気がそのまま伝わってきそうな神秘的で荘厳な景色が続きます。
想像力を駆り立てる樹林帯
樹林帯の遊歩道は様々な想像力を駆り立てられます。
神秘的な樹林帯をしばらく進むと目の前には大きな2匹のカエルが迎えてくれます。須走インフォメーションセンターの案内には「亀岩(カエル岩)」として紹介されています。
亀なのかカエルなのか想像しながらしばらく眺めるのもいいですね。
そしてその近傍にはハートの切り株があります。自然が偶然作り出すキュートな彫刻です。
神秘的な樹林帯をしばらく進むと目の前には大きな2匹のカエルが迎えてくれます。須走インフォメーションセンターの案内には「亀岩(カエル岩)」として紹介されています。
亀なのかカエルなのか想像しながらしばらく眺めるのもいいですね。
そしてその近傍にはハートの切り株があります。自然が偶然作り出すキュートな彫刻です。
樹林帯をぬけると眼前に広がるパノラマビュー
小富士山頂の近くには「三十三度 大願成就」と彫られた富士講碑がたたずんでいます。
先達と呼ばれる富士講のリーダー的な立場にあった人たちがその回数を刻んだものを建立したそうです。三十三度は「三十三回 目の巡礼」なのか、語呂合わせで「さんど、さんど(毎回)」を祈願したのかなのかいずれにしても何度も繰り返す修練の厳しさが伝わってきます。また、小富士山頂にある祠はパワースポットとされています。
先達と呼ばれる富士講のリーダー的な立場にあった人たちがその回数を刻んだものを建立したそうです。三十三度は「三十三回 目の巡礼」なのか、語呂合わせで「さんど、さんど(毎回)」を祈願したのかなのかいずれにしても何度も繰り返す修練の厳しさが伝わってきます。また、小富士山頂にある祠はパワースポットとされています。
この日は残念ながら、富士山を仰ぐことは出来ませんでしたが天気が良ければここから雄大な富士山を仰ぐことができます。
須走口から往復一時間程度のコースですが、富士山を仰ぎながら太古 悠久の歴史を紡いできたから続く古道に想像を膨らませるのはいかがでしょうか?
〈小富士遊歩道はふじあざみラインが冬期閉鎖(11月中旬頃)になるまでは行くことができます。〉
今回は「仰ぐ富士山」の魅力を紹介させていただきました。
これからもAR日記を通じてARの活動や富士山周辺の自然の魅力をお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
須走口から往復一時間程度のコースですが、富士山を仰ぎながら太古 悠久の歴史を紡いできたから続く古道に想像を膨らませるのはいかがでしょうか?
〈小富士遊歩道はふじあざみラインが冬期閉鎖(11月中旬頃)になるまでは行くことができます。〉
今回は「仰ぐ富士山」の魅力を紹介させていただきました。
これからもAR日記を通じてARの活動や富士山周辺の自然の魅力をお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。