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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

子どもパークレンジャー大瀬崎(伊豆半島地域)を開催しました。

2011年11月01日
沼津
10月30日(日)、子どもパークレンジャーを伊豆半島の大瀬崎で開催しました。

大瀬崎はダイビングのメッカで、午前中のプログラムは「シュノーケリング体験」。
海に入る前に、インストラクターさんに道具の使い方や海の中でのサインなどを教えてもらい、その後、3人1組となって大瀬崎の海中の観察に出発です。


この日は少し冷たい風が吹いていたのですが、どうやら海の中は陸上よりも温かかったようです。
みんな寒さを感じている様子など微塵も見せずに、元気よく泳いでいました。
陸上に上がってきたみんなの口からは「魚がいっぱいいた!」「大きい魚を見た!」なんて声があがっていました。
みんなとても楽しかったようですが、水の中は体力の消耗が大きいので午後のプログラムまで元気が持つかな~と心配でした。
しかし、そんな心配をよそに、全員午後のプラグラムも元気よくこなしていました。
午後最初のプログラムは、「大瀬崎の自然を学ぼう!」をキャッチフレーズに、大瀬崎の中でウォークラリーを実施しました。
大瀬崎内の様子を観察しながらチェックポイントで問題を解いていくのですが、少し難しい問題もあったようで、みんな苦戦していました。それでも楽しく学べていたようでした。

チェックポイントを探して歩きます。
この頃からポツポツと雨が降り出したので、最後のプログラムである「海岸清掃」は、室内で別のプログラムを行うことにしました。
プログラム内容は、「○○の気持ちになってみよう」です。
この日の開催場所である大瀬崎には、国の天然記念物ビャクシン樹林があります。また、海の中に入れば様々な魚がいます。
そのことを踏まえて、みんなには「ビャクシン」と「クマノミ」になってもらい、海から流れ着くゴミやその環境などについて考えてもらいました。
みんな「ゴミを捨てないで」「海を汚さないで」という気持ちになったようですが、一方で「きれいにしてくれる人間もいる」ということも言っていました。
さて、このプログラムでこの日の活動は終了の予定だったのですが、みんなから「ゴミ拾いをしたい!」という声があがりました。
その気持ちがとても嬉しかったのと、雨の降りが弱まったこともあり、みんなで本来のプログラムである海岸清掃を行うことにしました。

各自袋を持って、燃えるゴミ・ペットボトル・缶ビンに仕分けながらゴミ拾いを行いました。
清掃時間は15分ほどでしたが、みんなのおかげで海岸に流れ着いていたたくさんのゴミを収集することができました。
このゴミ拾いで、この日の活動はすべて終了です。
最後にこの日1日を振り返ってまとめを行い、帰途につきました。

1日を振り返ったみんなの感想は「楽しかった!」「自然の大切さがわかった」「ゴミは捨てちゃダメ」「また参加したい!」など、楽しく学びながら自然の大切さを感じ取っていたようでした。