アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
どこまでが花?
2016年06月28日
富士箱根伊豆国立公園
雨の日が続きます。
実は箱根は年間の降水量が3500mmにもなり、全国でも有数の、雨が多い地域になります。
そんな雨の多い季節に、ひときわ目立つ存在なのがヤマボウシです。
この時期に山を眺めると、緑のなかに所々白いものを観察できます。
駒ヶ岳ロープウェーからの眺めです。所々白くなっているのを確認できますでしょうか?
これらがヤマボウシの木です。
しかし、一見目立つ白いものは花びらではなく、「総包片」と呼ばれるものです。
いわゆる花の部分は中心にある緑色の部分になります。
赤く丸印を付けたところが花になります。
同じ時期に咲く、同じような形をしたドクダミの白い部分も、同様に「総包片」になります。
道路沿いに植えてあるヤマボウシも多いですし、ドクダミは道端に沢山生えていますので、今度見かけたら一度じっくり観察してみて下さい!