アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
紅葉の箱根路を歩く(箱根地域)
2020年12月04日皆さん、こんにちは。
富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。
芦ノ湖に、今年も水鳥が多く飛来し始めました。
11月初旬から、オオバンやキンクロハジロ、ホシハジロの群れが観察されています。
【芦ノ湖のキンクロハジロ】
そんな中、芦ノ湖周辺から400年の歴史がある杉並木をパークボランティアの皆さんと歩いてきました。
来年度の親しむ運動ハイキングコースガイド「紅葉の箱根路を歩く」実施に向けた自主研修です。
天候が良いと富士山と箱根神社の鳥居を一緒に撮影出来る芦ノ湖絶景ポイントを通過します。
【 富士山と箱根神社鳥居 】
今回のコースは、恩賜箱根公園から杉並木を通り、芦ノ湖湖畔からお玉ヶ池や二子山を眺めながら、石仏群と歴史館までゆっくりと歩くコースです。約5㎞を5時間程でゆっくり歩くので、ハイキング初心者の方たちには安心のコースです。今回お客様はいませんが、コロナ禍の中ですので、ガイドマイクやマスクの使用をしっかりと行って、研修を実施しました。
【 杉並木や箱根旧街道石畳を、ガイドを聞きながら歩きます 】
個人で回るのも楽しいですが、パークボランティアさんと一緒に歩くと、箱根の植物や歴史についての説明を詳しく聞くことが出来る面白さがあります。ハイキングの充実度が増し、箱根をより好きになっていただけることでしょう。
【 左:キッコウハグマ 右上:紅葉 右下:紅葉が写るお玉ヶ池水辺を歩くコース 】
今年は秋の雨が少なく、お玉ヶ池の水位が低かったので、水辺を半周歩くこともできました。水面に映りこんだ二子山の紅葉がとても美しかったです。道中では紅葉や、季節の花も観察することが出来ました。パークボランティアの皆さん、来年度に向けての自主研修をご一緒させていただきありがとうございました。
箱根は観光客が戻ってきていますが、新型コロナ感染症に油断は禁物です。日常の感染防止対策をしっかりと行うことで健康維持を心掛け、冬を迎えていきましょう。