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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

不法投棄、させない・されない・許さない!

2015年04月30日
沼津 橋本 和加子

6月の環境月間に向けて、静岡県では4月20日に富士山麓不法投棄防止ネットワーク推進会議が開かれ、各関係機関が集まり、昨年度の状況報告や今年度の予定等を話あいました。

環境省も関東地方環境事務所と沼津自然保護官事務所から職員が協議会に参加しました。

 

静岡県のまとめによると、昨年度中の不法投棄発見数は増加しましたが、新たな不法投棄数は減少しており、これは不法投棄防止・撲滅活動の効果の現れではないかと思います。

・発見数の増加=パトロールや通報が強化されている。

・不法投棄数の減少=不法投棄する人が少なくなった。

 
確かに、普段国立公園内の施設を巡視している時や不法投棄防止パトロールに参加している時に見つける投棄物はかなり古い物が多いですし、投棄された物を撤去してきれいにした場所にはロープを張るなど対策をとっているため、再び投棄されることは少なくなったと感じます。

 

 
 

 
 

 
(平成26年12月5日の合同パトロール中に発見した不法投棄物:古い冷蔵庫など)

※後日、関係機関が回収してきれいになりました。

 
 

 

今年も6月の環境月間(6月5日は環境の日)中に合同パトロールがあるので、環境省からも参加して見回る予定です。

その時には、新しい投棄物はもちろん、古い投棄物の発見が更に少なくなることを願います。
 

静岡県では【不法投棄、させない・されない・許さない】を掲げて、様々な対策や啓発活動を実施しています。

 

 
 

 
 

 
 

 

(啓発活動のひとつ)

 

 

アクティブ・レンジャーは、主に国立公園内の施設を巡視しますが、その際にも不法投棄されたゴミを拾い、ゴミ袋がいっぱいになることがあります。

環境月間には防止活動・啓発活動が強化されますが、日頃の1人1人のマナーや行いで不法投棄は無くすことができるものです。

静岡県に限らずどこの場所でも同じですが、ゴミや不要な物は不法に投棄するのではなく、適正に処理をしていただきますようお願いいたします。