アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
みんなで富士山を美しく
2018年02月20日こんにちは。富士五湖自然保護官事務所の小西です。
今回は、秋から冬にかけた参加した清掃活動についてご報告します。
【富士山吉田口環境保全推進協議会 一斉清掃(10月31日 場所:吉田口遊歩道)】
富士山の吉田口の山小屋や行政機関で構成された協議会での活動の一環で、毎年場所を変えて清掃活動しています。
今回の清掃場所は、麓から富士山頂まで続く吉田口登山道と平行して作られた麓の遊歩道です。
利用者が少ないため、ゴミはさほど無いと思っていましたが、古いゴミや不法投棄されたタイヤが見つかりました。結果的にトラック1台分ほど回収することができました。
遊歩道脇のゴミを拾う山梨県富士山レンジャー
回収したゴミ
【富士山麓環境美化推進ネットワーク 清掃活動(1月18日 場所:東富士五湖道路側道)】
山梨県側富士山麓での不法投棄を撲滅するため、行政や民間が一体となって監視・啓発活動をしていこうという主旨で作られた組織です。
昨年度の会議で、高速道路脇の側道に大型トラックが駐車していて、ゴミのポイ捨てが多いとの声があり、今回はそれを受け側道での清掃活動を実施することとなりました。
当日は官民多くの人が参加しました
側道脇のフェンス沿いを清掃するメンバー
実際、歩いてみるとフェンス周りにはコーヒー缶やタバコの吸い殻など、ポイ捨てと思われる
細かいゴミが目立ちました。
ただ、少し広くなっている場所には、タイヤやテレビも投棄されていました。
木の根元に4本のタイヤが捨てられていました
ポイ捨てと思われる細かなゴミ
テレビなども回収されました
不法投棄をさせないためには、「監視の目」があるということを投棄する人たちに認識させるということも大きな抑止力になります。そういう意味でも、このような活動している姿を定期的に見せることも大切だと感じました。
こうした活動の結果、以前に比べ不法投棄は減ってきており、古いゴミを回収していけば、確実に富士山麓のゴミは減っていきます。
「ゴミゼロ」には引き続き地道な活動が必要です。
この活動の輪をもっともっと大きくしていきたいです。