アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
甘い香りに包まれる「伊豆下田 爪木崎」
2020年01月22日みなさん、こんにちは。
今年の初売りでも、例によって普段よりウエストサイズが大きめのデニムを購入した齋田です。
さて、新年最初の日記では、甘くおいしそうな香りが漂う冬の人気スポットをご紹介します!
そんな幸せな場所は、伊豆半島下田の爪木崎。昨年8月の日記にて海水浴スポットとしても取り上げた、灯台そびえる景勝地です。
ここ爪木崎では、今年もたくさんのニホンズイセンが咲き誇り、甘くやわらかい香りに包まれながら一足早い春の訪れを感じることができます。
この日は天候に恵まれ、海沿いに広がる緑の絨毯を白く染める絶景をぽかぽかとした日差しの下で堪能することができました。
左手に散りばめられた赤色は、真っ赤なツリーですっかりおなじみのキダチアロエの群落です。
前回の日記にてご紹介した「アロエの里」以外にも、伊豆半島各地の海岸線にぽつりぽつりと自生しています。
どこまでも続く海の碧を背にして赤と白の花弁が潮風に揺れ動く様子は、息をのむほどの絶景でした!
満開の花々を楽しんだ後は爪木崎灯台方面へ足を運んでみましょう。
ニホンズイセンの群生地から5分程歩けば、知る人ぞ知る爪木崎のジオスポット「爪木崎の俵磯」を見下ろすことができます。
初めて焼いたビスケットのような奇妙な岩は「柱状節理」と呼ばれ、溶岩やマグマが冷えて固まる際に5角形や6角形の柱状の割れ目として形成されたものです。
写真で見るとサイズ感がわかりづらいかと思いますが、外接円の直径は大人の肩幅ほどの大きさです。
見物客のなかには、眼下に広がる圧倒的なスケールに感嘆の声を上げる方も少なくありません。
爪木崎にはこの他にも太古のロマン溢れるジオスポットが盛りだくさん。地学好きにはたまりませんよ!
海岸線沿いには遊歩道も整備されているため、花見の後のちょっとした散策にもぴったりです。
今回ご紹介したニホンズイセンの見頃は1月中旬~2月上旬頃と言われています。
まさに今がベストシーズン!週末は伊豆半島にて甘くやさしい香りに包まれてみてはいかがでしょうか。