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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念式典 ご報告

2016年03月09日
富士五湖

ここ数日暖かい日が続き、富士五湖地域にもようやく春の気配が
感じられるようになってきました。


先月18日、箱根の後藤ARより富士箱根伊豆国立公園年指定80周年記念式典開催の
お知らせをいたしましたが、6日無事終了しましたのでご報告いたします。


当日は、国立公園内の関係都県、市町村の関係者をはじめ、
功労者表彰対象の方々・一般参加者など、総勢約260名と多くの方に
ご参加いただき盛況のうちに終了することができました。

開会の挨拶をする丸川環境大臣
  

当日は、「外国人から見た富士箱根伊豆国立公園の魅力」をテーマに
基調講演や富士山・箱根・伊豆半島・伊豆諸島各地域の事例報告、
パネルディスカッションを行いました。
参加者の皆さんはメモを取るなど熱心に耳を傾けていました。

私自身、富士山地域については話を聞く機会が多いですが、
同じ国立公園内でも他の地域については知らないことが多く、とても新鮮でした。

富士箱根伊豆国立公園は地域ごとに異なった魅力、
多様性のある国立公園だということを改めて実感しました。


一方、それぞれの地域がバラバラで富士箱根伊豆国立公園全体としての
つながりがない、という指摘もありました。これからは地域全体としての
魅力を高めるため、箱根や富士山地域に数多く訪れている外国人旅行客を、
どのように伊豆半島、伊豆諸島へと導いていくのか、戦略を持って取り組んでいく
必要性を感じました。


パネルディスカッションの様子


その後、公園内の各地域で保護とその適正な利用に関し、顕著な功績があった

個人・団体81件(29名、52団体)の皆さんの表彰を行いました。
国立公園を守り、その上で正しく利用していくためには
地元の方々を始めとした、多くの人の協力が欠かせません。

壇上に上がっていただいた功労者の方々を見ながら、
皆さんの地元を愛する情熱や活動によってこの素晴らしい自然が
守られていることに改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。


表彰式の様子

また、会場ホール前では、各地域で活動するグループがそれぞれの活動内容を
紹介するパネルを展示し、熱心に展示を眺めたり、説明を聞く参加者の姿が
見受けられました。入口付近には、富士箱根伊豆国立公園(ジオパーク)を
イメージした生け花「ジオ生け花」の大作が飾られ、皆さん興味深そうに
眺めていました。







パネル展示の様子                   ジオ生け花!!!


指定80周年である今年は今後も記念行事を行う予定です。
情報は随時下記サイト上にアップしていきます!!


「富士箱根伊豆国立公園指定80周年特設ページ」
http://www.env.go.jp/park/fujihakone/effort/80th.html