アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
子どもパークレンジャー(箱根地域)第1弾
2018年08月14日台風12号が通過し、神奈川県では小田原市~湯河原町にかけての海岸沿いに高波の影響で大きな被害が出てしまっているようです。箱根地域は看板が飛ばされる被害がいくつかあったようですが、大きな事故もなく少しほっとしました。
さて、毎年7~8月にかけて子どもパークレンジャーイベントを開催しています。先日7月25日(水)には地元の小学校との共催で小学生を対象にしたサマースクールイベントを開催しました。
イベントテーマは「子どもパークレンジャー体験」「溶岩染め」「自然観察会」「クラフト~キーホルダーづくり~」の4つに分かれており、参加者は体験したいテーマを選び、体験するイベントです。夏休みに入った子どもたちは元気いっぱい!大盛り上がりなイベントになりました。その様子をご紹介します!
【子どもパークレンジャー体験】
箱根火山の歴史や火山の噴火について、地域の動植物など箱根特有の自然環境を学ぶとともに、国立公園の歴史や保護されてる理由などを実験などでわかりやすく学ぶプログラムです。
↑軽石の紹介をするNPO法人ホールアース研究所スタッフ。富士箱根地域のジオ関係にとても詳しく、わかりやすく解説してくださいました。
↑コーラを使った噴火実験。コーラをマグマに見立て、振る(地震が起きる)とどんなふうに中身が噴出するのか実験して、噴火のメカニズムを学びました。奥の子どもはとても上手に噴出していますね!
【溶岩染め】
粉末状の富士山の溶岩を水で溶かして染液を作り、刷毛や筆を使って白い布に絵を描く染物体験です。古くからの技法や文化を体験しました。
↑染液作り。粉末状の溶岩と染色粉、水をバットに入れて染液を作ります。少し風が強くて粉が飛ぶハプニングがありましたが、無事に染液が完成!
↑溶岩染め体験。手前の作品は箱根の風物詩「大文字焼き」をイメージして描いたそうです。それぞれ良い作品がたくさん出来ました。それにしてもみんな上手!
【自然観察会】
↑箱根ビジターセンターの職員が周辺の散策路を案内してくださり、昆虫を中心に箱根の動植物を観察しに行きました。
【クラフト-キーホルダーづくり-】
↑箱根ボランティア解説員連絡会の協力の下、木の輪切りや木の実などを使ったキーホルダーを作りました。素敵な作品がたくさん出来ました。これで夏休みの自由工作は完璧かな?
それぞれのプログラムでたくさん遊び、学ぶ事ができた1日でした。