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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

城ヶ崎海岸の奇岩

2012年03月15日
沼津
伊豆半島東側にある城ヶ崎海岸は、約4000年前に大室山が噴火して流れ出た溶岩と海の浸食作用により造られた、入り組んだ海岸線が特徴的な場所となっています。
その海岸線に整備された遊歩道を歩いていると、柱状節理やポットホールなどを見ることができます。


(左)柱状節理 (右)ポットホール

他にもプールのようになった潮溜まりや、日蓮聖人が置き去りにされたと言われる俎岩などがありますが、その中の一つにゾウの姿に見える岩があります。


先日、城ヶ崎海岸の巡視を行った際に、この岩が崩れているのを発見しました。



以前から少しずつ崩れていて、いつかなくなってしまうのではないかと思っていましたが、こんなに早く崩れるとは思っていませんでした。
これも自然の流れだとわかっていても、やはり寂しいものです。
この岩は崩れてしまいましたが、他の場所については大きな変化は見られませんでした。

自然研究路は約6kmと少々長い遊歩道ですが、奇岩だけでなく様々な植物を見ることもできますので、ぜひ足を運んでみて下さい。