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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

伊豆の山、冬のハイキングの楽しみ方。

2017年02月08日
沼津 橋本 和加子

27日(火)、伊豆半島の山稜線に整備されている「伊豆半島山稜線歩道」の内、仁科峠と三蓋山(みかさやま)の間を巡視しました。

先月は、歩道を覆ってしまうような積雪に見舞われた伊豆半島の山ですが、2月5日の雨は山の上でもみぞれ混じりの雨だったようで、雪はまったく見られませんでした。

今回の巡視では、好条件が揃っていたのか、冬ならではの光景を目にしたのでご紹介します。

 

まずは、水面が凍った【猫越岳山頂の池】です。

凍っているのがわかるでしょうか?

とても薄い氷だったので、戻る時に確認したらすっかり溶けていました。

 

次は、こちらも氷で【木の根にぶら下がるつらら】です。

危険な尖り具合ですが、細いのでかわいさ満点です。

冬の日だまりに溶け始めて、少しずつ滴を地面に落としていました。

 

こちらは、なんとか姿をとらえた鳥【ウソ】です。

写真中央にいるのがわかるでしょうか?

足音を立てないように近づくのですが、さすがは野鳥です。近づいた分だけ離れていきます。

ウソとの距離は、およそ50m。これが精一杯の写真です。

 

最後は、湿った地面の上を歩いた動物の足跡が、そのまま凍ったこちらです。

初めて見かけて、その場ではわからなかったので調べたところ、【ハクビシン】の足跡だと思われます。

この時期に、こんな場所で、何を食べて、どのくらいの生息数なのか・・・気になるところです。

近くには鹿の足跡も残っていました。

 

冬の山は、木々の葉が落ちて見通しが良くなります。

遠くの景色を楽しむにも最適な時期なのでオススメですが、さらに何気ない場所で立ち止まって、よく周りを観察してみると、より自然の中をハイキングしている楽しさを味わえると思います。