アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
壮大な景色!宝永山登山!
2019年06月21日皆さまこんにちは!
沼津管理官事務所の松岡宏明です。
富士山開山予定日まで1ヶ月を切りましたね。登山の準備は出来ましたか?
6月13日(木)9時に富士宮口5合目から6合目までの登山道が開通となり、宝永山への登山道も開通になりました。それに合わせて宝永山へ巡視に行ってきました。
▲富士宮口六合目にあるバリケード
上の写真にある通り、六合目以上の登山道はまだ開通していません。
この先へ登れるのは7月10日(予定)以降なので、ぐっとこらえて、宝永山への道に向かってください。
宝永山への登山道をしばらく歩くと、眼前に荒涼とした壮大な風景が現れます!
▲宝永山への道
宝永山は、江戸時代中期(宝永4年)に形成されたもので、富士山においては最大で最新の側火山です。火口の大きさから噴火の規模がどれだけ大きかったかを想像させます。実際に、宝永火口が形成された噴火は「宝永大噴火」と言われており、その噴煙は東京まで達したそうです。
▲宝永火口と残雪
宝永山山頂には、富士宮口五合目から約2時間で到達できます。登山道は崩れやすく足を取られやすいので注意が必要です。また、山頂の標高は2693mで酸素が少なくなっていて思うように身体が動かないのでゆっくり休みながら登山することをおススメします。富士山開山前のトレーニングと思って登るのもいいかもしれません。
▲宝永山山頂からみえる富士山
ちなみに、宝永山は富士山の一部なので、山頂からは富士山の山体を望むことができます。晴れていれば富士山の山頂も確認できます。街から見た富士山とは印象が異なると思いますが、日本最高峰の山を間近に楽しめるのも宝永山の魅力の一つです。
ぜひとも宝永山に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
沼津管理官事務所 松岡宏明(まつおか・ひろあき)