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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

登山道補修活動(箱根地域)

2019年05月31日
富士箱根伊豆国立公園

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

先日、箱根町が主催で行われている登山道補修隊に参加してきました。

箱根地域の登山道は神奈川県と箱根町が管理しており、箱根町では、神奈川県、環境省とともに、神奈川県自然公園指導員や箱根地域パークボランティア、箱根町登録ボランティアと協力し「ハイキングコース補修活動」を行っております。

今回は屏風山の登山道がルート変更になったため、土砂が登山道から流出しないように階段や水切りを整備するため、ボランティア8名、町職員3名、箱根ビジターセンター・当所各1名、総勢13名が参加しました。

【資材搬入の様子】

整備地までは最寄りの登山口や林道の脇から入り、整備場所まで資材(今回は板30枚、杭80本など)や道具(掛矢、スコップなど)を手分けして背負って搬入します。

【整備中の様子】

写真の作業では、雨で出来る表土を流れる水流の勢いを軽減させるため、斜面の登山道に丸太を等間隔に埋めています。このようにすることで砂防効果もあるのだそうです。最後は、右図のように杭を打ち、鎹(かすがい)等で固定します。

【整備された水切り】

登山道を遮るように板をつけることで、表土を流れる水流を谷に誘導することで、登山道の土壌流出を最小限にします。手慣れたボランティアさんですと1人で1基あたり1時間以内で整備していました。

今回は約3時間の作業時間で〈階段33段、水切り8カ所、土のう5個〉が整備されました。次回は6月19日(水)に開催予定です。

箱根町ではボランティアを随時受け付けております。ご参加ご希望の方はご登録の上ご参加ください。是非、一緒に箱根の貴重な自然環境を守るために活動しましょう!

詳細はこちら(箱根町ハイキングコース補修活動