アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
箱根地域のシカ調査 後編
2020年07月08日
富士箱根伊豆国立公園
AR日記をご覧の皆様、こんにちは。
箱根事務所の高木です。
前回の記事では、センサーカメラの設置等を紹介しました。
今回も、後編として引き続きシカ調査について紹介します。
さて、前回までは藪の中をがさがさと入り道なき道を進み、クモの巣や泥を浴びながらデータ回収したところまでをお伝えしたと思います。
まさしく野生動物の気持ちになったつもりで、急斜面のけもの道をじっくりと歩きました。
そんな苦労を乗り越え、実際に撮影できた画像がこちらです。
カメラ目線ですね。。。
こちらは角が生えています。
やや小さく見えるので、少し若いオス個体でしょうか。
シカ以外にも様々な動物が撮影されていました。
イノシシです。
ずんぐりとしていて迫力があります。
キジのつがいです。
私はペアでいるところをあまり見たことがありませんでした。
このように様々な動物が撮影できていましたが、実は全てがうまく記録できているわけではありません。
霧や風で動く植物に反応して撮影してしまうこともしばしば...
シカだけが写っているようなことは自然ではありそうもないですね。。。
これらの得られた情報を基に箱根地域でシカの害が減り、より良い共生が出来る未来があることを望むばかりです。