アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
火山の足跡
2016年09月07日
下田
初めまして。
9月から下田自然保護官事務所に着任しました吉川と申します。
今回は、須崎御用邸で有名な下田市の須崎・爪木崎灯台の西側にある俵磯をご紹介します。
伊豆半島は、約1000万年前に火山が本島にぶつかりできた半島で、火山が作り出す自然を見ることができます。
(2016/09/07 俵磯 柱状節理)
柱状→柱のような、節理→規則正しい割れ
溶岩が冷え固まる際、均等に収縮してひび割れ、このような状態になります。
(2016/09/07 俵磯 柱状節理 上から撮影)
上から見るとクッキーみたいです。
(2016/09/07 俵磯 柱状節理)
おそらく柱状節理の一部
こういった岩が俵みたいだから俵磯になったそうです。
伊豆半島の玄武岩は、江戸城の石垣に使われていたのですが、ここ爪木崎の柱状節理の岩は、この風景を残すために使われなかったそうです。
(2016/09/07 俵磯)
最後に柱状節理のとなりに、ひょっこり立っている岩、何に見えますか?
プレーリードッグらしいです...
ご覧になる際は、足場の悪いところも多かったのでお気をつけください。