アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
箱根の滝巡り
2015年06月16日
富士箱根伊豆国立公園
6月6日(土)に「初夏の箱根の滝を巡る」をテーマに箱根ボランティア解説員連絡会主催の自然観察会が行われました。
当日はあいにくの小雨模様でしたが多くの参加者たちにお越しいただきました。
小涌谷駅をスタートしてしばらく歩くと最初に出てきたのは千条(ちすじ)の滝です。
この滝は高さ約3m、幅25mの滝で、幾筋にも水が流れ落ちる様はとても優雅です。7月頃になると蛍も飛び交うようです。
今回の、小涌谷駅から畑宿寄木会館までの鷹巣山(たかのすやま)を越えるコースは比較的高低差があり、お昼まではひたすら登っていきます。
そんな中、心を癒してくれたのは雨に似合うコアジサイや、
色鮮やかなモミジイチゴなどでした。
鷹巣山(たかのすやま)山頂で昼食をとり、今度はひたすら下っていくとようやく飛龍(ひりゅう)の滝に着きました。
この滝は神奈川県最大級で上段15m、下段25mにもなる荒々しい印象の滝です。その姿が龍の飛揚に似ていることからその名がつけられました。前日の雨の影響もあるのでしょうか、かなり迫力がありました。
飛龍(ひりゅう)の滝を後にしてさらに下っていき柱状節理という、溶岩が固まった際にできる奇妙な模様を観察して観察会終了です。
参加者の方の感想では思った以上に大きかった飛龍(ひりゅう)の滝がよかったとの声が多かったです。
写真では伝えきれないこの迫力、ぜひご自身の目でお確かめください。