
アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
歩道整備講習会を実施しました
2026年02月04日
奥多摩
令和8年1月28日(水)から30日(金)までの3日間、グリーンエキスパート事業による歩道整備技術達講習会を開催しました。
秩父多摩甲斐国立公園内は年間を通して登山できる場所も多く、人が通ることによる踏圧(とうあつ)等のため登山道が荒れている箇所を見ることがあります。
秩父多摩甲斐国立公園内は年間を通して登山できる場所も多く、人が通ることによる踏圧(とうあつ)等のため登山道が荒れている箇所を見ることがあります。
こうした登山道を含む歩道は、地元自治体などの管理者が修繕を行っている場合もありますが、手が行き届かないところもあり、全て対策できていないのが実情です。
一方、地域の人々や民間の団体などが歩道の保全に取り組んでいるところもあります。しかし整備の考え方や技術を習得できる機会が少ない、歩道の継続的な維持管理のための体制が確立できていないといった課題もあります。
このため今回、山梨県北杜市で登山道を守る活動に取り組まれている北杜山守隊の皆様を講師にお招きし、歩道整備講習会を開催しました。講習会は、講師から一方的に知識や手法を伝達するのではなく、参加者それぞれが自らの地域・団体で直面している課題や事例を持ち寄り、相互に共有・議論する「学び合い」の場として実施しました。
一方、地域の人々や民間の団体などが歩道の保全に取り組んでいるところもあります。しかし整備の考え方や技術を習得できる機会が少ない、歩道の継続的な維持管理のための体制が確立できていないといった課題もあります。
このため今回、山梨県北杜市で登山道を守る活動に取り組まれている北杜山守隊の皆様を講師にお招きし、歩道整備講習会を開催しました。講習会は、講師から一方的に知識や手法を伝達するのではなく、参加者それぞれが自らの地域・団体で直面している課題や事例を持ち寄り、相互に共有・議論する「学び合い」の場として実施しました。
初日は各団体の自己紹介を併せた取り組みや課題等を共有し、歩道整備の基本的な考え方の説明の後、講習会での整備予定場所を確認しました。
講師からは「ただ歩道を整備するのではなく、その場所が地元の人たちにとってどんな場所であるのか理解することが重要」との説明がありました。
翌日、整備予定場所がどのような背景を持った場所であるのかを全員で確認し、地域に長年お住いの方からもお話しを伺った後、整備作業を行いました。
講師からは「ただ歩道を整備するのではなく、その場所が地元の人たちにとってどんな場所であるのか理解することが重要」との説明がありました。
翌日、整備予定場所がどのような背景を持った場所であるのかを全員で確認し、地域に長年お住いの方からもお話しを伺った後、整備作業を行いました。
整備場所では、講師を中心にその場所にどういった影響が及ぼされているのか観察することから始まりました。
水の流れによる洗堀(せんくつ)が考えられるのであれば、水の流れをどのように逃がせばよいか、といったことを全員で検討します。
そして、付近の枯損木などを活用して整備を行いました。
歩道整備は、歩く人にとって機能的であることも必要ですが、周囲の自然環境や景観との調和も求められます。
よく見なければ施工箇所が分からないほど自然に仕上げられた場所もありました。
水の流れによる洗堀(せんくつ)が考えられるのであれば、水の流れをどのように逃がせばよいか、といったことを全員で検討します。
そして、付近の枯損木などを活用して整備を行いました。
歩道整備は、歩く人にとって機能的であることも必要ですが、周囲の自然環境や景観との調和も求められます。
よく見なければ施工箇所が分からないほど自然に仕上げられた場所もありました。
今回の整備場所は里山に近いところでしたが、子ども達にとっての憩いの場であるとともに社寺へ参拝する道にもなっています。
登山者だけが通る場所ではなく、地域の人々にとっても長年大切にされてきた場所であることを理解したうえでの作業であったため、施工方法のイメージがより明確になったという意見も参加者から寄せられました。
登山者だけが通る場所ではなく、地域の人々にとっても長年大切にされてきた場所であることを理解したうえでの作業であったため、施工方法のイメージがより明確になったという意見も参加者から寄せられました。
最終日は座学を行い、前日までの振り返りを踏まえながら、歩道整備の基礎知識を確認しました。
環境省では様々な技術指針・整備事例等を制定しており、登山道を含む歩道の整備については「自然公園等施設技術指針」の【施設別技術指針:歩道】が該当します。
技術指針・整備事例等 | 自然環境・生物多様性 | 環境省
これらの指針や自然公園法の趣旨を理解しつつ、地域の人々や行政から信頼される組織となるためにはどうしていくべきか…といったことについて、北杜山守隊が行ってきたことや海外の事例なども紹介いただき、参加者からは自らの課題として再認識できたとの意見がありました。
環境省では様々な技術指針・整備事例等を制定しており、登山道を含む歩道の整備については「自然公園等施設技術指針」の【施設別技術指針:歩道】が該当します。
技術指針・整備事例等 | 自然環境・生物多様性 | 環境省
これらの指針や自然公園法の趣旨を理解しつつ、地域の人々や行政から信頼される組織となるためにはどうしていくべきか…といったことについて、北杜山守隊が行ってきたことや海外の事例なども紹介いただき、参加者からは自らの課題として再認識できたとの意見がありました。
今回の講習会では内容が有意義であったことは勿論ですが、本国立公園東側の奥多摩・大菩薩地域で活動する参加者の皆様と、西側で活動する北杜山守隊の皆様とが一堂に会して学び合う貴重な機会となりました。
今後とも、本国立公園を支えてくださる皆様の活動がより充実するための取り組みにも努めて参ります。
今後とも、本国立公園を支えてくださる皆様の活動がより充実するための取り組みにも努めて参ります。