アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
初夏の雲取山
2024年06月14日
奥多摩
AR日記をご覧の皆さまこんにちは !
奥多摩自然保護官事務所の青木です。
奥多摩自然保護官事務所の青木です。
5月下旬の雨が降り続く気候に奇跡的に雨マークのない2日間が訪れ、絶妙なタイミングで雲取山にて巡視などを行ってきました。
今回は、東京都レンジャー(サポートレンジャーを含む)、奥多摩ビジターセンター、関東地方環境事務所との合同作業となり、
宿泊した雲取山荘(埼玉県側の山頂直下)では、多様な関係者と情報交換することができ有益でした。
今回は、東京都レンジャー(サポートレンジャーを含む)、奥多摩ビジターセンター、関東地方環境事務所との合同作業となり、
宿泊した雲取山荘(埼玉県側の山頂直下)では、多様な関係者と情報交換することができ有益でした。
雲取山は東京都の最高峰(2,017m)であり、東京都では唯一、日本百名山に選定された人気の山です。
山頂付近は、埼玉県、山梨県とも都県境を接し、そのどちらからの登山道もここで交錯し、各方面からアクセス可能であり、壮大な眺望と自然林に包まれた景観を楽しむことができます。
また、山頂付近は国立公園の特別保護地区に指定されていて、古くからの自然林に苔むした岩や倒木が見られ、多くの動植物が貴重な自然として残されており、訪れる人に深い感動を与えてくれます。
山頂付近は、埼玉県、山梨県とも都県境を接し、そのどちらからの登山道もここで交錯し、各方面からアクセス可能であり、壮大な眺望と自然林に包まれた景観を楽しむことができます。
また、山頂付近は国立公園の特別保護地区に指定されていて、古くからの自然林に苔むした岩や倒木が見られ、多くの動植物が貴重な自然として残されており、訪れる人に深い感動を与えてくれます。
秩父多摩甲斐国立公園は、1都3県にまたがる広範な面積(34ある国立公園の中で5番目の広さ)を有しているため、奥多摩町に事務所のある私たちも山頂に立つのは昨年の8月以来でした。
今回は、登山道・周辺施設の巡視のほかに、登山道の整備(複線化の予防)、ニホンジカ・センサーカメラの補修等の作業も併せて行いました。
今回は、登山道・周辺施設の巡視のほかに、登山道の整備(複線化の予防)、ニホンジカ・センサーカメラの補修等の作業も併せて行いました。
登山道の整備は、雲取山頂直下及び小雲取山付近で東京都レンジャーの主導の下、泥濘や、ショートカット等で複線化しつつある場所を、石や落枝等を利用し登山道を明瞭化させました。
また、植生保護のプラカードを掲示するなどして、植生保護のため、道の踏み外しを意識的に躊躇させるような工夫を施しました。
また、植生保護のプラカードを掲示するなどして、植生保護のため、道の踏み外しを意識的に躊躇させるような工夫を施しました。
ニホンジカは関東山地にて、多数生息していて、繁殖率の高さと行動域の広さから、個体数も多く、貴重な植物を餌としています。
雲取山周辺も昭和時代の高山植物が咲き乱れていた山と同じ山かな? と感じるほど植生が変わってしまっています。
秩父多摩甲斐国立公園は、関東山地の一部ですが、特にシカの密度の高い地域や被害の大きい地域などを選定し、シカの生息状況を把握するためのセンサーカメラを設置して、状況を調査しています。
今回の巡視のタイミングで雲取山頂付近のセンサーカメラのメンテナンスが実施できました。
雲取山周辺も昭和時代の高山植物が咲き乱れていた山と同じ山かな? と感じるほど植生が変わってしまっています。
秩父多摩甲斐国立公園は、関東山地の一部ですが、特にシカの密度の高い地域や被害の大きい地域などを選定し、シカの生息状況を把握するためのセンサーカメラを設置して、状況を調査しています。
今回の巡視のタイミングで雲取山頂付近のセンサーカメラのメンテナンスが実施できました。
これからの季節、山岳地帯でも日中及び、直射日光の当たるエリアなどでは熱中症予防に努めていただくとともに、国立公園の利用上のマナーを守り、楽しんでいただければと願うものです。
雲取山に向かう登山コースは多数ありますが、いずれも登山口からの標高差が大きく、長い行程となります。
入山に際し、慎重な計画立案の上、十分な備えで楽しんでください。
雲取山に向かう登山コースは多数ありますが、いずれも登山口からの標高差が大きく、長い行程となります。
入山に際し、慎重な計画立案の上、十分な備えで楽しんでください。