アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
毛木場のベニバナイチヤクソウ
2019年06月27日
奥多摩
毛木場園地は長野県川上村の埼玉・山梨との県境近くに位置しており、千曲川源流で日本百名山としても有名な甲武信ヶ岳の登山口として多くの登山者に利用されています。
毛木場園地の周辺にはベニバナイチヤクソウの群生地があり、毎年6月頃に見頃を迎えます。
観察した6月14日はまだ5部咲きでしたが、多くの開花が見られました!
この群生地は気軽に観察できる反面、写真撮影などによる踏み跡で植生の衰退が目立ってきています。
植物が弱って育たなくなると、裸地化によって斜面が崩れたりする原因にもなります。
より多くの人が気持ちよく道路や園地を利用できるように、写真撮影など行う際は道路から外れないようお願いいたします。
周辺では、他にも多くの植物の開花が見られました。
(ツマトリソウ)
(シロバナヘビイチゴ)
帰りに信州峠(長野と山梨の県境)を越え、北杜市のみずがき湖ビジターセンターに立ち寄りました。
もうすぐ終わってしまいますが、ビジターセンターでは6/30まで「山の日記念 環境省アクティブ・レンジャー写真展-国立公園・野生生物の姿- 」を開催しています。