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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

子どもパークレンジャー 2024開催 !

2024年10月18日
奥多摩 青木 敏彦

 「環境省レンジャーと、森と川の自然を調べよう 」をテーマに、奥多摩自然保護官事務所主催の子ども向け自然ふれあいイベントを開催しました。

 小学生(3年生以上)が、1日、「子どもパークレンジャー」になり、レンジャー(自然保護官)と一緒に秩父多摩甲斐国立公園内を調査してレンジャーの仕事の一端に触れることや、自然観察や体験を通して、自然環境の素晴らしさ、自然保護の大切さなどを学んでもらい、生活や学習に生かして欲しいと願い開催しています。
 場所と時期を変えて2回開催し、今年も盛況に実施できました。地元地域の方の参加も多く、地域に根ざした活動として定着できればと期待しています。
・1回目:9月7日(土)  氷川渓谷(東京都奥多摩町)
・2回目:10月12日(土) 西沢渓谷(山梨県山梨市)

★子どもパークレンジャー認定

フィールドノートと腕章を渡してパークレンジャーに認定し、今日1日のミッションの確認を行いました。
パークレンジャー認定(西沢渓谷)
本日のミッション説明(西沢渓谷)

★フィールドワーク

 植物・動物の調査や川の流れの解説、橋の色や看板の内容を確認する等の体験を行いながら、自然解説員からの「生き物どうしの関わりは、豊かな森と川が作り出していること」、またそれらは「国立公園として守られてきたから豊かな自然が残されてきたこと」等を体験するプログラムを行いました。
 疲れた様子もなく全員完遂できました。
ムササビの生活痕跡探し(氷川渓谷)
収集した落ち葉を色や形に分類(西沢渓谷)
くっつき虫調査(氷川渓谷)
水生生物を探しました(西沢渓谷)

★レンジャーによる解説

 「秩父多摩甲斐国立公園には素晴らしい風景と多様な自然が残されていること」を体感してもらえるように国立公園の成り立ちや、利用する際の注意点、大切にしてほしいことなどについて質問形式を交え解説しました。
 皆さんに興味津々に聞き言っていました。
国立公園内の看板について解説(氷川渓谷)
鳥獣保護区看板について解説(西沢渓谷)

★今日の振返り(フィールドワークを終えて)

 1日のフィールド体験を通し、自然は皆つながっていること。
国立公園の自然は多くの人の力で守られていることや、大切に利用していくことなどを感じてもらいました。
それらを振返り、自然を守るために何ができるかを「パークレンジャー宣言」としてフィールドノートに記してもらいました。
パークレンジャー宣言を考え中(氷川渓谷)
自然は皆つながっているよ(西沢渓谷)

★レンジャーへの質問コーナー・修了証授与

 「レンジャーへの質問コーナー」を設け、締めくくりは保護者を含めた参加者全員に「子どもパークレンジャーとして出来ること」を考え、レンジャー宣言を発表していただきました。
 最後に修了証を全員に手渡し、楽しい1日が過ぎていきました。
突撃!! レンジャーに聞いてみた(氷川渓谷)
レンジャーから修了証授与(西沢渓谷)
 レンジャー体験を通じて感じた1日の思いを大切にして、日常生活や野外活動に少しの変化が生まれれば嬉しく思います。
 フィールドノートに書いた「レンジャー宣言」を大切にしてもらえればと願っています。
 
 また、西沢渓谷では山梨市役所にもご協力いただきました。
広報や、現地プログラムへの同行に感謝申し上げます。