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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

裏燧林道

2013年09月11日
尾瀬国立公園
だんだん事務所周辺の木々の色が変わってきました。
檜枝岐自然保護官事務所の長峯です。

この時期からのおすすめが、御池駐車場から尾瀬ヶ原の見晴に至る、燧裏林道です。

このルートは、御池田代、姫田代、上田代、横田代、西田代、天神田代、赤田代の湿原と、東北有数のブナ林を通り、尾瀬ヶ原の山小屋6軒が並ぶ見晴地区に到着します。

人通りも少なく、尾瀬ヶ原や大江湿原とはまた違った景観を見ることが出来ます。


天気が良ければ、新潟県域の山々が見えます。

さて、燧裏林道を巡視中、こんなものを見つけました。

紙ふうせんのようなフォルム!

オオツリバナの実です。
誰かに落とされてしまったのでしょうか?
9~10月になるとこの実が裂け、中から赤い種子を出してとても綺麗です!

ではこれは?

E.T.?はたまた、ロボット兵?

これはツルアリドオシ。
花は2個咲きますが、子房が1つの為、顔のように見えるのだそうです。
これから実が赤く熟してくると、丸い顔の宇宙人のようになっていきます。

湿原では、花のリレーはもう終盤になりましたが、森の中はこれから沢山の実やキノコが見られて面白いですよ。
皆さんも、また違った尾瀬を体験してみて下さい!

※国立公園内は、植物の採取は禁止されています。また、公園内で本来採取してはいけないキノコを食べ、食中毒になってしまったという例も多く聞きます。
国立公園のルール、マナーを守り登山して頂くようお願いします。