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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

日光湯元(湯ノ平湿原、湯ノ湖)の歩道状況

2015年04月20日
日光国立公園 櫨木 めぐみ

 先週、日光湯元の巡視に行ってきました。

 湯ノ平湿原(湯元温泉の泉源近くの湿原)の歩道の雪はほとんどない状況ですが、木道の老朽化に伴い簡易な路面補修等が行われており、足下にご注意のうえご利用ください。また、サルの糞が足下にも手すりにもありますので、手に触れぬようお気を付けください。

 冬期間全面通行止めとなっている湯ノ湖周回線の状況確認を行いました。この日は、春の寒の戻りか、雪やみぞれが降るやや荒れ模様。全線開通は残雪の状況次第ですが例年5月に入ってからとなります(昨年は5月13日)。全面通行止めは続いていますので、今しばらくお待ちください。

 歩道の状況は、国道沿い東側の木道の陽当たりが良いところは比較的雪解けが早いのですが、除雪等によって雪が集まったところにはまだたくさん雪があり、封鎖されているところがあります。雪が少ない所でも踏み抜きしそうな箇所がありました。また、兎島は除雪や地形のためか例年残雪が多く、雪解けに時間がかかります。

 湯滝の落ち口より西側の山際の歩道も日陰となるため残雪が多く、かつ山際の傾斜でもあり、雪上を歩くのは危険です。状況によっては"湯ノ湖へドボン"という事態も...。

 通行止め解除の判断は、利用される方々の安全確保の視点から行われるものであることをご理解いただき、ご協力をお願いいたします。

 なお、安全に利用ができる区間は、適宜通行止めを解除してゆきます。

 残雪が残る奥日光です。奥日光にも春は届きつつありますが、いろは坂の下とはまた違いますので、残雪に対応できる装備や防寒の用意もして、雪解けの奥日光へお越し下さい。