ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年6月

24件の記事があります。

2016年06月09日初夏に見る草花と石仏♪

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

梅雨に入り、曇りや雨が多くなってきました。
皆様は体調を崩されておりませんでしょうか?

今回も先日行われた、箱根の自然観察の様子を報告いたします。

6月4日(土)に動植物観察や石仏石塔群を歩き箱根の歴史を感じる
「初夏の湯坂路と石仏石塔群を訪ねて」が開催されました。
■主催:自然に親しむ運動実行委員会
■開催担当:箱根自然環境事務所

当日は少し風が強いものの、とても歩きやすい気候でした!
参加者の皆さんも、予定より早く集まってくださり
早めに出発することが出来ました。



何点か石仏がありましたが
見応えのある、鎌倉時代の磨岩仏群(計26体)が彫られている
「俗称 二十五菩薩」の前では
参加者から感嘆の声があがっていました!圧巻ですね!
(参考:国指定史跡・重要文化財 元箱根石仏・石塔群パンフレット)




また、今回初夏に開催されたということで、
コアジサイが咲き誇っておりました!小さな花が可愛らしいですね。

今回は「健脚向け」としておりましたが、
「自然に親しむ運動」では他にも様々な場所で自然観察会を開催しております。

◆来月7月にも
「親子向け」(もちろん大人の方のみの参加もお待ちしております!)としている
「7/10(日) 深緑の箱根湖畔 九頭龍の森で遊ぶ」が開催されます。

〈☆拡大版はこちらをクリック☆〉



植物や動物を探して歩き、自然の中で楽しむゲームを行います。
是非皆さまもご参加ください!

次回観察会でも皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は箱根ビジターセンターのホームページをご確認ください!
野外の活動では、熱中症にお気を付けくださいね。

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2016年06月08日ネコの譲渡希望者募集ホームページ開設のお知らせ

小笠原国立公園 田谷以生

皆さんネコはお好きですか?

最近は猫カフェやテレビCMなど、猫ブームですね。

ネコはとっても可愛いのですが、野外では優秀なハンターとして困った問題も引き起こしてしまいます。

小笠原ではノネコがメグロや海鳥を食べてしまったり、アカガシラカラスバトの繁殖を脅かしたりと生態系に大きな影響を与えています。


そこで、海鳥やアカガシラカラスバトの繁殖地にノネコが入らないように柵で囲ったり、飼い猫の適正飼養を呼びかけたりと様々な対策が行われています。

対策の1つとして、小笠原の山域でノネコの捕獲を行っています。捕獲されたノネコは東京都獣医師会に所属する動物病院に受け入れていただき、動物病院において健康状態のチェックや避妊去勢手術を行い、人と暮らすことができるよう馴化した上で、一般のご家庭に譲渡されています。
これまで500頭以上のネコが新しい飼い主さんに受け入れられています。

     ノネコ対策のきっかけとなった母島南崎で捕獲されたマイケルのお話が絵本になっています。

母島南崎の海鳥繁殖地は2005年の春にはネコによって消滅寸前の状態でしたが、2014年の夏、8年ぶりにカツオドリの営巣・巣立ちが確認されました。『森の中の幻の鳥』と言われていたアカガシラカラスバトも、ここ数年、個体数が回復して集落でも目撃されるようになっています。

ですが、未だにノネコは多く生息しており、今後も多数のネコを捕獲し保護する必要があります。

そこで、もっと多くの方に小笠原のネコについて知っていただき、捕獲から譲渡までがより円滑に進むよう、

ネコの譲渡希望者を募集するホームページ「小笠原ネコプロジェクト!」が新たに開設されました。

小笠原のネコに関心のある方は是非ホームページをご覧ください。

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2016年06月07日世界自然遺産地域登録5周年イベントのお知らせ

小笠原国立公園 田谷以生

みなさんこんにちは。

突然ですが、日本の世界自然遺産地域が何ヶ所あるかご存じですか?

4ヵ所です。

知床、白神山地、屋久島、そして。。。

そう、我らが小笠原諸島なのです!!!

小笠原諸島は、平成236月の世界遺産登録から5周年を迎えます!!!

そこで、626日に、「小笠原諸島世界自然遺産地域登録5周年記念イベント」

を開催することになりました。

遺産登録後の取組による様々な成果や新たな外来生物の侵入に伴う課題など、

遺産管理の状況や新たな知見について、最新の映像を交えながら、皆様にお伝えします。

来場記念品のプレゼントがあったり、ゆるキャラに会えたりとお楽しみいただけると思います。

【開催日時】

 平成28626日(日)1330分-1730

【開催場所】

 東京都議会議事堂1階:都民ホール、都政ギャラリー及び議会レストラン

 (東京都新宿区 西新宿二丁目8番1号)

【主なプログラム】

 ・シンポジウム 13:30-

 「世界自然遺産小笠原の価値と保全の努力」

 ダイオウイカ、アホウドリ、マッコウクジラ、西之島など、最近話題となった

 小笠原の生き物や自然の映像での紹介もあります。

 ・テーマセッション 16:00-

 「日本の世界自然遺産地域の連携:関係町村ネットワークづくりに向けて」

 シンポジウムテーマセッションに参加を希望される方は、事前に以下の方法によりお申し込みください。

 会場に空き等があれば、当日の申し込みも受付いたします。

 ・世界自然遺産情報交流広場 10:00- (出入りは自由です)

 ポスター展示や観光情報をご覧いただけるほか、

 駆除したアカギを利用した木工教室にもご参加いただけます。


(イベント参加の事前申し込み先)

 株式会社プレック研究所 03-5226-1106

 ogasawara_5anniv@prec.co.jp(担当:伊藤・渡部)

 62317時までに、所属、お名前、連絡先をE-mailでご連絡ください。

 (お電話での申し込みも可能です。)

※内容の詳細は別添チラシを御参考ください。

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2016年06月02日尾瀬山開き@魚沼

尾瀬国立公園 柳澤美果子

こんにちは。

6月に入り、早いもので2016年も半分にさしかかりました。

そして、昨日61日は、第36回の尾瀬山開きが新潟県魚沼市で開催されました。

それまで尾瀬山小屋組合が主催だった山開きですが、

昨年から、尾瀬がまたがる群馬県片品村、福島県檜枝岐村、新潟県魚沼市の

3市村持ち回りで行う事になり、

魚沼市主催の奥只見湖での開催は今回が記念すべき第1回目です。


朝は小雨混じりのあやしい空模様でしたが、式典の最中は時より晴れ間ものぞき、

無事に山開きを終える事が出来ました。




来賓の挨拶をする関東地方環境事務所長


テープカットは、第36回にちなみ、ズラリと36人で行いました。

片品・檜枝岐の両保護官も参加です。


檜枝岐の野原アクティブ・レンジャーと私は、計8人でくす玉開披をやらせていただきました。

さて、みなさん。ここ奥只見からはどうやって尾瀬に入ると思いますか?


正解はこちら




そう、遊覧船にゆられながら奥只見湖を渡り、バスを乗り継いで入るんです!

遊覧船で尾瀬に入るなんて、入山前に小旅行気分を味わえてとてもステキですね。

今回は、開山式の後に記念遊覧で奥只見湖をぐるっと周遊しました。


ここはフィヨルド?と思わせるような、雄大な景色が広がります。


奥只見湖からは燧ヶ岳も見えます。

今回は、残念ながら雲に隠れてその全貌は見えませんでしたが、

湖上から見る燧ヶ岳はとてもキレイだそうです。


ぜひ、みなさんも時には湖を越えて尾瀬に入ってみてはいかがでしょう?

色んな入山口から尾瀬を周遊してみると、そこにはきっと新たな魅力や発見が待っているはずです!


今シーズン、尾瀬を訪れるひとりひとりにとって、尾瀬の旅が安全で楽しいものとなりますように。




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