アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
トキモニタリングの す ご い 紹介します!
2016年11月30日
佐渡
皆様、はじめまして!
新しく、佐渡地区のアクティブ・レンジャーとして着任いたしました、原奈緒子です。
このアクティブ・レンジャー日記を通して、より多くの方々に私たちの仕事内容やトキの事について知って頂けたらと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
今回は、アクティブ・レンジャーの主な業務である、トキのモニタリング方法について紹介致します。
~モニタリングのココがすごい!~
トキのモニタリング業務は、環境省の職員だけでなく、地域のボランティアの方々や新潟大学などと連携してモニタリングチームを作り、毎日、日の出前からトキの行動を追跡しています。なんとこのモニタリングはトキが初めて放鳥された2008年から一日たりとも途絶えたことがないのです。これもモニタリングチームのトキに対する熱い思いのあらわれですね。
~モニタリングの道具がすごい!~
普段のモニタリングで使用している道具は無線機・双眼鏡・望遠カメラ・・・
そして、今回紹介する'スコープ'です。
これがスコープ。車の窓に装着して使用します。
トキはどこにいるでしょうか・・・?
*トキが驚かないように、200m程度離れたところから、車内で観察するのが基本です!
赤枠内に注目!! 3羽いるのが見えるでしょうか?
これをスコープから覗いてみると、、、
こんなに大きく見えるのです!これなら足環もばっちり読めますね。
スコープはそれぞれの個体に装着している足環を読み、個体識別するために必要不可欠な頼れる道具なのです。