アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
ニッコウキスゲのシーズン到来
2017年06月29日
日光国立公園
こんにちは。
梅雨ですね。日光ではこの時季、ニッコウキスゲのシーズンを迎えます。
6月23日(金)はニッコウキスゲの群生地である霧降高原キスゲ平で
"ニッコウキスゲのシーズン到来を告げるイベント"が開催され、
日光市長によってシーズン到来が宣言されました。
黄色い花はまだ咲き始めでこの日は、ぽつぽつとが見られる程度でした。
イベントではニッコウキスゲの補植と、外来植物の抜き取りが実施されました。
レストハウス前に集まった人たちは日光ではお馴染みのシカ侵入防止柵のゲートを
通って作業場所へと移ります。このあたりではシカの食害によりニッコウキスゲが
激減し、1994年にシカ柵が設置され、補植が始まりました。
補植は20名ほどが参加し、500株のニッコウキスゲが植えられました。
今回の区画の隣には2015年に植えられたものがちらほら咲いていました。
一方、外来植物抜き取りは10名ほどが参加し、オオハンゴンソウやハルジオン等を
抜き取りました。
特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウ。葉はヨモギと似ているそうで、
並べて見せてもらいました。似てます。葉の裏が白い方(右)がヨモギです。
作業中にはハルゼミを発見。小さくてかわいらしいです。
作業は1時間ほどで無事に終了しました。