アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
ミズバショウ・ニッコウキスゲだけじゃない!尾瀬の魅力
2017年07月07日
尾瀬国立公園
みなさん、こんにちは!
「尾瀬」のイメージとして、みなさんは、何を思い浮かべますか?
童謡「夏の思い出」で歌われているミズバショウ、そして夏の湿原を彩るニッコウキスゲという方が
多いのではないでしょうか?
実際、6月初旬のミズバショウ・7月中旬のニッコウキスゲのシーズンに沢山の入山者が集中します。
が!尾瀬の魅力はそれだけではありません!
まず、今の見所として紹介するのが・・今年、大当たりのワタスゲです!
中田代のワタスゲ
尾瀬ヶ原のあちこちで、ワタスゲの白い絨毯が広がり、ふわふわの綿毛がそよそよと風に揺られています。
尾瀬3年目を迎えた私も、この光景は初めてです。一見の価値あり!
他にも、カキツバタやヒオウギアヤメ、小さくかわいい花々が沢山咲いています。
ヒオウギアヤメ
トンボ探しも楽しみの1つ。
トンボの楽園の尾瀬には、日本一小さなトンボもいます。
ハッチョウトンボ
写真ではサイズ感がわかりづらいですが、大きさは、なんと2センチ程。
頭から腹の先まで、1円玉に収まるサイズです!
そして、尾瀬を楽しむなら、小屋で宿泊するのがおすすめです。
行程にゆとりができるのはもちろん、ゆっくりと静かな時間を過ごすことができます。
尾瀬に泊まらないと見られない景色もたくさんあります。
夕方は夕日を眺めながら、夏の夜は、湿原を舞うホタル、
朝は朝霧に包まれる幻想的な光景が広がっています。
白い虹
粒子の細かな霧粒に光が当たると、光の回折現象で虹が白く見えるそうです。
今回はかなりうっすらでしたが、いつかは、ザ・白い虹を見たいものです。
雨の翌日に晴れると、白い虹が現れる事が多いようなので、この時期は狙い目かもしれません!
尾瀬には季節ごとにたくさんの魅力があります。