アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
雪の戦場ヶ原で標識調査
2017年12月20日
日光国立公園
奧日光は徐々に冬の装いで、景色が白く染まりつつあります。
【戦場ヶ原と男体山】
戦場ヶ原の歩道入口の赤沼駐車場も12月になり閉鎖され、散策する人もぐっと減り、紅葉の賑わいが嘘のようです。
12月半ばのこの日は細かい雪が降り、時折冷たい風が吹く中、積もった雪を踏みしめながら戦場ヶ原の標識の調査をしてきました。
標識にはいくつか種類があり、次のような役割を持ったものがあります。
●資源名標識:施設や地名等の名称を示す
●案内標識:地域全体の紹介や地図等によって位置関係を示す
●指導標識:分岐点で目的の方向を示す
●解説標識:その場所で見られる自然等を紹介する
●制札標識:禁止事項を示し、また注意喚起をする
※左から資源名、案内、指導、解説、制札標識(他にも種類があります)
標識は屋外に設置している為、雨風、雪にさらされ、少しずつ汚れや劣化が進みます。
戦場ヶ原の標識も設置してからしばらく経つので、来年度に改修する予定です。
それに向けて今回は解説標識を一通り確認していきました。
標識を前に、この内容を引き継ぐのか、他に何かこの場所に適した内容があるだろうかと検討してみたり、、、
別の適した設置場所があるだろうかと検討してみたり、、、
標識の無い場所で、この場所に新たに標識を設置してはどうだろうかと検討してみたり、、
この日の調査中には散策している人はほとんどいませんでしたが、特に新緑から紅葉の時期まで、戦場ヶ原には自然を楽しむ個人の利用者の方、修学旅行で環境学習をしている小学生の団体さんがたくさんいらっしゃいます。
みなさんに今以上に戦場ヶ原を知って、興味を持って楽しんでいただける標識にしていきたいと思います。