アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
「群馬県立尾瀬高等学校との連携協定」締結式
2019年02月28日
尾瀬国立公園
平成31年2月27日(水)群馬県立尾瀬高等学校で、環境省関東地方環境事務所と群馬県立尾瀬高等学校は「尾瀬国立公園の保護・管理と環境教育等に関する連携協定」を締結いたしました。国立公園の保護管理で環境省と高等学校が連携協定するのは全国初となります。
△関東地方環境事務所 牧谷所長と尾瀬高等学校 小林校長
群馬県立尾瀬高等学校(以下尾瀬高)は、「自然との共生」を図ることのできる人づくりを目指し、長年にわたり、尾瀬国立公園の自然環境調査や日光国立公園のシラネアオイ群落の保護・復元活動等に取り組んできました。
昨夏、環境大臣政務官だった笹川博義衆院議員が尾瀬現地調査で尾瀬高生のシカライトセンサス調査や意見交換会に参加したり、2018年に尾瀬国立公園協議会が策定した、尾瀬のめざす姿をまとめた「新・尾瀬ビジョン」の策定過程においても尾瀬高生の協力をいただくなど、環境省と尾瀬高との関わりが深くなったこともあり、支援に向けた動きが始まりました。
「新・尾瀬ビジョン」の中にもあるように、「みんなに愛され続ける尾瀬」をめざすには、尾瀬高の生徒をはじめとした地域の若い力が欠かせません。こうしたことを踏まえ、尾瀬高と環境省は、互いに連携・協力して尾瀬国立公園をはじめとする国立公園の保護・管理を推進するとともに、それらを担う人材を育成するための環境教育等を推進することを目的に協定を締結することになりました。
これからも若いパワーを尾瀬のために貸していただけたら嬉しく思います。来年度もまた元気な高校生と一緒に調査等できることを楽しみにしています。