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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

尾瀬サミット2019

2019年09月04日
尾瀬国立公園 尾池こず江

 先日9月3日に、尾瀬の保全や利用推進について話し合う「尾瀬サミット2019」が開催されました。「尾瀬サミット」は、平成8年から新潟、福島、群馬の3県が毎年持ち回りで開催しており、今回は新潟県魚沼市が会場となりました。3県知事のほか、林野庁や環境省などの関係者らおよそ160人が出席しました。

環境省からは、菅家環境大臣政務官と関東地方環境事務所長が出席しました。

 政務官は、昨年度策定した「新・尾瀬ビジョン」で掲げている「みんなで守る」観点から、ニホンジカ対策を強化するため今年の8月に尾瀬・日光国立公園ニホンジカ対策広域協議会を新設したことや、「みんなで楽しむ」観点から、利用施設の再整備を進めるとともに、尾瀬の地域資源を活かしたエコツーリズムの推進をしていくことなどを説明し、シカ対策を一層強化していくことや尾瀬の多様な楽しみ方の提案を進めていくことを話されました。

 今回は、「新・尾瀬ビジョン」の中の行動理念の一つとして掲げている「みんなの尾瀬」をテーマに、尾瀬の魅力の再発見と情報の発信の在り方について魚沼市の女性2名が女性からの視点で発表し、尾瀬での自然体験学習に取り組む魚沼市の小学生らが尾瀬学習で感じた様々なことを発表をしました。

▲尾瀬サミットの様子

▲集合写真

 「新・尾瀬ビジョン」の「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」を行動理念に、これからも「みんなに愛され続ける尾瀬」でありますように。

▲奥只見湖の遊覧船

 新潟県からの尾瀬の入山口は、魚沼市の奥只見から入るのが唯一のルートで、船とバスを乗り継いで入ります。奥只見湖は、紅葉スポットにもなっているようですのでぜひ遊覧船で尾瀬に行ってみてはいかがでしょうか。