アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
冬の足跡
2020年01月07日
檜枝岐
檜枝岐自然保護官事務所 細川です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、冬の間も私たちは檜枝岐村の自然保護官事務所で勤務しております。巡視などで体を動かしていた夏とは違い冬はほとんど動くことがなく、早く春が来てほしいと待ち望んでいます。
唯一体を動かすのは雪かきの時で、重い雪を持ち上げては投げ持ち上げては投げを繰り返すので筋肉痛になります。しかし、今年の雪は例年よりも少なく所々路面が見えているほどで、雪かきの回数も少なく生活は楽ですが、雪が十分に降らないと雪の下の植物たちが栄養を吸収しきれずそのまま春になるため開花の期間が短くなったりするので、雪が少ないのも困りものです。
動物のように冬眠したくなるような毎日ですが実は夏よりも冬の方が野生動物の痕跡を見つけやすいのをご存じでしょうか。
雪が積もる地域では、地面を見ると時々可愛らしい足跡が残っていることがあります。
(クマの足跡 11月1日)
(シカの足跡 5月11日)
夏には足跡の外にもクマ剥ぎや動物が草木を食べた跡、フンなどもよく見られます。
(クマ剥ぎ 黒岩山方面 7月18日)
(カモシカ 尾瀬 裏燧林道)
(シカ 尾瀬 木道脇)
足跡を見つけたらどんな動物が歩いていたか想像すると楽しいかもしれません。