ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年1月21日

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2021年01月21日夜叉神峠、高谷山へ巡視に行ってきました

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

1月中旬に夜叉神峠と高谷山へ巡視に行きましたので、その様子をお伝えします。夜叉神峠がゴールの巡視が多いですが、今回は足を伸ばして高谷山まで。この日は快晴!まさに巡視日和でした♪

夜叉神峠までの間、カラマツやヒノキ、ミズナラなど登山口から山頂までの約300メートルの標高差の中で数多くの種類の樹木を楽しむことができます。山頂まで15分ほどの登山道では櫛形山方面からひょっこり富士山が現れます。

夜叉神峠では¨白峰三山は見えるけど、富士山が見えない¨と思われがちですが、富士山の9、8合目あたりまで望むことができます。例年では、見えている部分は積雪で白くなりますが、青々していました。

夜叉神峠に着くと、白峰三山がお出迎え。いつ見てもやはりお美しいです・・!!

わたし独自の定点から撮影した1ヶ月前の白峰三山と比較してみました。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。白さが一目瞭然!北岳山頂付近やところどころ沢筋がうっすら白くなっており、着実に積雪量は増えているようです。

夜叉神峠をあとにし、高谷山へ。登山道に1本線になっている足跡が。よく見ると、登山道についていた足跡はヒトではなく、キツネでした。


キツネの足跡の上をニホンジカが横切っていたり、テンのような小動物の足跡があったり。利用者が多く、賑やかな登山道でした。

南アルプス国立公園のエリアは高谷山までですが、南へ続く登山道の先は『南アルプス巨摩自然公園』という県立公園になります。(南アルプス巨摩自然公園を含む、山梨県の自然公園についてはこちら!)

夜叉神峠で下山される方が多いですが、高谷山方面では白峰三山に加え、栗沢山などの早川尾根方面や甲斐駒ヶ岳を望むことができます。夜叉神峠よりも登山者が少ない分、まったり存分に南アルプスを楽しめます。夜叉神峠から20分ほど歩いたところにあるので、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

この時期の夜叉神峠、高谷山までの登山道は凍結の可能性があるため、軽アイゼンの携帯をおすすめします。また、マスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保等の基本的な感染症対策に努めるようお願いします。

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