アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
5月の尾瀬は・・・
2021年05月28日
尾瀬国立公園
こんにちは。片品自然保護官事務所の尾池です。
新緑が眩しい季節を迎え、尾瀬では雪解けも進み、生き物たちが活発に動きだしています。今週の尾瀬ヶ原巡視では、たくさんの動植物が見られましたので一部ご紹介します。
尾瀬と言えば「ミズバショウ」ですが、この時期を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。今年は例年に比べ全体的に少し早く咲いているようです。
▲研究見本園のミズバショウ(5.24撮影)
そんなミズバショウですが、尾瀬ではシカによる被害が確認されています。
土壌を掘り起こして泥浴びをしたり、踏み荒らしてしまうことで湿原が露出してしまったり、採食被害もあります。尾瀬では、そういった被害に対し様々な対策を進めています。ここ数年では、植生保護や景観維持のため、柵を設置していますが、今年度は、環境省と連携協定を結んでいる地元の尾瀬高等学校の理科部の皆さんと一緒に植生保護柵を設置してきました。専門業者の方々のご協力をいただきながら無事に設置でき、高校生も体験することで色々感じていただけたものと思います。
▲植生保護柵を設置する様子(5.14撮影)
▲ミズバショウで有名な下ノ大堀川周辺(5.14撮影)
いつまでも綺麗なミズバショウが見られますように。
尾瀬入山にあたって
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
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【尾瀬保護財団HP】