アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
いざ!制札(せいさつ)再設置へ!
2021年11月29日皆さんこんにちは。
佐渡自然保護官事務所の菅野です。
少し前になりますが、国指定鳥獣保護区の制札の再設置を行ったので、その作業のことを日記に書きたいと思います!
佐渡には6か所の県指定鳥獣保護区と1か所の国指定鳥獣保護区があり、佐渡自然保護官事務所は国指定小佐渡東部鳥獣保護区を管轄しています。
鳥獣保護区内では狩猟が規制されており、鳥獣保護区であることを示す制札(看板)がいくつも設置されています。
▲この赤い看板を見たことがある方もいるのではないでしょうか
ところが、設置してから何年も経った制札は、錆や強風の影響を受けて倒れてしまうことがあります。
今年は3基の制札が倒れてしまったので、まとめて再設置に行きました。
まずは事前準備。
事務所の敷地内などで大小さまざまな大きさの石を拾い集めます。
一体何のために石を用意するのでしょうか?その答えはあとで分かります。
今回は、新しい制札を少しでも長持ちさせるために、錆びやすい箇所に錆止め剤を塗るという一手間もかけました。
▲一番錆びやすいのは、土中に埋まる部分と、ネジが接する部分です
錆止め加工が終了したら、制札を組み立てて事前準備完了!次は現地での作業です。
スコップなどを使い、制札がもともと設置されていた場所を掘り返します。
支柱が埋められる深さまで穴を掘れたら、制札の支柱を立て、周りに石と土を入れて丁寧に地盤を固めていきます。
この地盤固めのために様々な大きさの石が必要だったのです!
▲大きい石と小さい石を隙間無く詰めていきます
最後に、大きな木槌で地面を叩き、地面を固め終わったら終了です!
この日は職員4名で半日がかりの作業でしたが、無事3基分の再設置が終了しました!
しっかり建てることができたと思うので、この状態が維持されれば良いと思います。