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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

初めまして!金時山巡視へ行ってきました

2025年07月02日
箱根 三浦雄大
初めまして!
4月から箱根事務所のアクティブ・レンジャーに着任いたしました、三浦と申します。
出身はここ神奈川県で、今年の3月までは北海道で野生動物に関する研究をしていました。
 
早くも7月となり、箱根では梅雨らしいムシムシとした日々が続いています。
 
さて、今回は金時山を巡視した際の模様をご紹介します。
金時山は、箱根外輪山の中でも最も標高が高い山で、標高は1,212(ワンニャン!)m。
週末には多くの方が登山に訪れる人気の山なので、今これを見てくだっている中にも、登ったことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。
そんな金時山に、実は3つの登山者数カウンターを設置していることをご存じでしたか?
 
カウンターは、金時神社方面、南足柄方面、そして乙女峠方面のそれぞれのルートの山頂付近に設置されています。そして、巡視の際には、カウンターの点検やデータの回収も行っています。
回収したデータは集計して、ホームページ上で公開しています。

2024年(令和6)年度の金時山の登山者数について
今回は、金時神社から山頂を目指すルートで出発しました。
中腹にある金時見晴パーキングからも登ることはできますが、今回はさらに下からスタートし、金時山に色濃く残る金太郎伝説に触れながら歩を進めました。
 
【金時手毬石】
かつて金太郎が遊んだともいわれている手毬石
この石、こう見えて私の身長(168cm)を軽く超えています。
これだけでも金太郎の怪力さを感じられますが、驚くのはまだ早いです。
金時蹴落とし石 
【金時蹴落とし石】
金太郎が力試しのために金時山から蹴落としたと伝えられている石。
私ではピクリともしないであろう大きさでした。
金時山中腹からの景色 
【金時山中腹からの景色】
伝説を楽しみながら足を進めると、やがて視界が開け、箱根を一望することができました。こうして見ると、箱根が外輪山に囲まれているカルデラ地形だということがよくわかりますね!
データ回収の作業風景 
【データ回収の作業風景】
そうこうしているうちにあっという間に山頂付近に到着です。
登山者カウンターの点検、データ回収を行い、大切に持ち帰ります。
山頂からの景色 
【山頂からの景色】
山頂では富士山の絶景が私たちを迎えてくれました。
 

夏に向けて登山を楽しまれる方が増える時期です。
金時山は登山初心者にも比較的登りやすく、大きな山へ向けてのトレーニングにも最適です。
しかし、まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、無理のない計画で、安全に登山を楽しみましょう!