アクティブレンジャー写真展が無事に終了しました。

今年は少し毛色を変えた「日光国立公園写真展」も同時開催しました!
その様子をご紹介します。


~開催場所 “那須塩原市図書館みるる” とは?~

‘みるる’ はJR黒磯駅すぐ側にあり、
駅利用者や駅周辺の商店街を利用する市民が気軽に立ち寄れる施設です。
 
館内は大胆な空間取りで、各コーナーははっきり仕切られていません。
仕切りは壁ではなく、ハニカム(四角形ですが)構造のようで、向こうがそのまま見えます。
各コーナーの並びには喫茶スペースがあり、ドリンクやソフトクリームを販売しています。
当然それを館内で飲食OKです。
自分のお弁当を食べる高校生も目撃しました。
椅子や机のデザインは様々で、足を投げ出すような姿勢で読書や学習をする利用者もあります。図書館の入り口から進んで行くと、イベント会場を歩いて行くように開放的です。
 
2020年9月に開館しましたが、来館者は急増しているようです。
今回はその集客力に期待して会場に選びました。

~アクティブレンジャー写真展とは?~
アクティブレンジャーとはレンジャー(国立公園管理官)の補佐をする役職で主に公園内の巡視や各種調査などを行っています。
関東地方環境事務所に所属のアクティブレンジャーそれぞれが渾身の1枚を用意。
それを、1年かけて各地域で巡回します。
今年は21枚の写真が集まり、写真展を華やかに賑わせました。

開催中のアンケートでは
「普段なかなか遠出することができないため、このような展示を見ると小旅行に行っているような気分になれます。」
「自然の写真で癒やされました。アクティブレンジャーのように自然をよく知っている人は見るところがステキだと感じました。」
など主催者が伝えていきたいことが十分に伝わったようで、非常にうれしく思いました。
 
 
来場者にはたくさんのパンフレットを配りました。
特に好評だったのが、冒険手帳 と 付箋です。

付箋に関しては、学生が多いこと、図書館という場所柄、文字を書いたり読んだりするのが好きな方が多いことなどの理由からか山のように並べても、2~3日でなくなってしまうほど大人気でした。
それぞれ、数百単位で配布することができ、日光国立公園の魅力をさらに伝えることができました。
 
 
 
 
 
~日光国立公園写真展とは?~
日光国立公園は“日光国立公園管理事務所”と“那須管理官事務所”の2つに分かれ、
それぞれに2人ずつアクティブレンジャーが在籍しています。
業務で巡視などをしている際に見ている風景、この時期、この瞬間にしか見られない風景を収めたディープな写真を展示しました。

日光は以下をテーマとしました。

「奥日光への道」
道は私たちをどこへでも連れて行ってくれます。日光から奥日光まで、そして奥日光の先へ。「道」をサブテーマにしながら見てみましょう。そこには見落としがちな風景や事物があります。先へ、先へ進むと高度も高くなります。見えるものも変わっていきます。
そして道の行きつく先には行き止まりが...でもその行き止まりを超えると...新しい見方が見つかるはずです。

那須は以下をテーマとしました。




「ここにこの花」、「あそこにあの花」この花が今ここで咲いているのには、理由があります。また、この花があそこにないことにも理由があります。この花はかくして、ここで咲いています。那須の山々はそれぞれ成因が異なり、今も変化の中にあります。そこに咲く花は場所を選び、季節を選んで今そこに咲いています。花を見るとき、その環境を見ます。その季節を考えます。そしてその姿を考えます。あなたも故有ってその場所で咲いています。今、共に咲く傍らの花の姿に深く想いを寄せて、共に咲き、共に実を結ぶのです。

また、それぞれのアクティブレンジャーの
おすすめスポットや公園の特徴を
まとめたパネルも作成しました!

~開催を終えて~
 
アンケートには
 
「私もアクティブレンジャーになりたい、いままで決まらなかった夢を見つけた」
「やっぱりレンジャーは良いなと思った、よりレンジャーになりたくなった」
 
など将来の国立公園を支えていくであろう10代の声もありました。
非常に感慨深い!
まさしく、アクティブレンジャー写真展を開催する最大の意味ではないかと思います。
このような方々と将来一緒に働ける日が待ち遠しいです・・・・・・
 
令和5年も栃木県のどこかで開催します!ぜひぜひお越し下さい~
関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]