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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

いろんな場所のオオハマボッス

2025年03月14日
小笠原 山口 さくら
皆さんこんにちは!小笠原事務所の山口です。
今回ご紹介するのは現在見頃のオオハマボッスという小笠原固有の植物です。

オオハマボッスは日本列島、東南アジア、インドなどの海岸に自生するハマボッスの変種で、
小笠原諸島の各島の海岸や山頂の岩場でよく見られる植物なのですが、父島ではノヤギの食害が影響してその数が減少してしまっています。

希少種に指定されていないため、注目されることは少ないですが、白くて小さい花が先にまとまって咲くので、コロンとしていてとても可愛らしい植物です。

今回はそんなオオハマボッスに少しでも興味を持っていただけるように、父島だけでなく、めったに行くことができない兄島や聟島のオオハマボッスたちをお見せしたいと思います。

 
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【北二子@兄島北部】
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【乾沢@兄島北部】
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聟島
写真からも分かるように、同じ兄島でも北二子と乾沢オオハマボッスは大きく違いますね!北二子の個体は山頂の岩場のようなところに生育していましたが、乾沢の個体は海岸近くに生育していて、環境によって草丈や葉の形が変化していることが分かります!

ですが不思議なことに、聟島のオオハマボッスは浜近くの岩場に生育していましたが、その1箇所で草丈や葉の形の違いが見られました。
最初の頃、見分けるのに一苦労したのを思い出します…

今回ご紹介した兄島や聟島のオオハマボッスは皆さんが実際に見ることはできませんが、父島の小笠原世界遺産センター横の植え込みに、絶賛見頃のオオハマボッスが咲いています!
開花時期は2~5月で、遺産センターの子達もまだまだ蕾をつけているので、来島される際は、ぜひお立ち寄りください!
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【遺産センター横の植え込み】
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【オオハマボッス開花】

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