尾瀬国立公園
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2016年12月13日尾瀬 檜枝岐の冬
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは
尾瀬国立公園は福島県側にあります檜枝岐村では
雪が降っては溶けての繰り返しです。
12月12日朝の様子です。 事務所前は30cm-50cmほどの積雪でした。
こちらは大雪の冬となった 2014年12月16日の様子です。
雪の量が違います。
これでは除雪しないと事務所に入ることができなさそうですね。
雪かきは大変ですが
はたして今回はどれほど雪が降るのか楽しみです。
2016年11月01日尾瀬沼ビジターセンター閉所
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは
尾瀬沼ビジターセンターは
10月31日をもって本年度の利用を終了いたしました。
今年度のビジターセンターはいかがでしたでしょうか。
今年は企画展示の仕方を変えてみたり、
アクティブレンジャーのコーナーを設けたりもしました。
来年度からも創意工夫をして、
訪れる方々を楽しませていきたいと思います。
そして先日、尾瀬国立公園内で初雪を観測しました。
これから尾瀬は半年間ほどの長い冬を迎えます。
また雪が溶け出した頃、
徒歩でしか訪れることの出来ない大自然の中にある
「尾瀬沼ビジターセンター」で、
皆様のお越しをお待ちいたしております。
今年度の御利用、誠にありがとうございました。
2016年10月25日紅葉、黄葉、暮れの秋に華やぐ尾瀬
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは。
各地続々と紅葉情報が入ってきていますが、
尾瀬内では紅葉の見頃はすぎてしまいました。
10月25日現在では麓の方に紅葉前線がきております。
10月20日撮影
こちらはブナ平の様子です。
ブナの原生林が広がる福島県側の尾瀬では
秋の名物となっています。
また、尾瀬見晴地区では
・無料休憩所
・公衆トイレ
・キャンプ場
上記3施設の本年度の利用を終了いたしました。
各山小屋も既に冬季閉鎖されている所もありますので御注意下さい。
交通機関、山小屋、その他施設等の詳しい情報は
を御確認下さい。
いよいよ冬の気配が色濃くなってきた尾瀬ですが
残りの期間、しっかりと防寒対策をして、尾瀬を楽しみましょう。
2016年10月21日第6回 尾瀬・日光シカ対策ミーティング@戦場ヶ原
尾瀬国立公園 柳澤美果子
こんにちは。
第6回目となる尾瀬・日光シカ対策ミーティングが、先週の10月12日~13日に
日光自然環境事務所主催のもと開催されました。
シカ対策の取り組みの現場・戦場ヶ原を会場に、
尾瀬・日光地域のシカ対策に関わる、国・県・市町村・調査業者など担当者が集まり、
情報共有や現場視察をしました。
初日は、各機関のシカ対策の取り組みや捕獲の実績などについて情報共有し、
意見交換を行いました。
その後、辺りが暗くなる頃、マイクロバスに乗り合わせて、ライトセンサス調査※に出発!
さすが、日々シカに関わる担当者の目が多かったせいか、みなさん次々とシカを発見!
【ライトセンサスで見つけた立派なオスジカ】
二日目は、小田代ヶ原周辺のシカ対策の取り組み現場を視察しました。
シカ侵入防止柵の人の出入り口部分が、ワンウェイドア(柵外からは引かなければ入れない)であったり、
くるくる回る回転扉だったりと、工夫が凝らされていました。
【柵出入り口の回転扉】
柵の解放部(シカ侵入防止柵を閉じることが出来ない箇所)には、
シカ侵入防止のための超音波装置(参加者の中で聞こえる人と聞こえない人に分かれ、聴力検査みたいでした。キーンと頭に響く不快な音です。)が設置させていたり、
蹄のあるシカが歩行を嫌がるグレーチングと合わせて、道路にグレーチング模様をつけ、
侵入意欲を喪失させる作戦などなど、ユニークな取り組みを見る事ができました。
【グレーチングと超音波装置】
モニタリングのセンサーカメラの画像によると、効果は発揮されているようです!
最後に湯元ビジターセンターで、シカ対策の展示や関連資材の見学をし、
内容盛りだくさんのミーティングは終了です。
奥日光での取り組みが、全ての地域にそのまま適用できる訳ではありませんが、
取り組みを行う上での良いヒントになったのではないでしょうか。
なにより、各地域でシカ対策に真剣に取り組んでいる担当者が顔を合わせ、意見を交わし、
対策の現場を訪れ体感したことは、今後の対策を行う上で励みになります。
なかなか思うように対策が進まなかったり、効果がすぐに現れないなど、課題の多いシカ対策ですが、
今後も関係者で情報共有を図りながら、一生懸命取り組んでいかなければいけないと思わされたひとときでした。
※ライトセンサス調査
夜間、低速走行の車からスポットライトを照らして、シカの数をカウントする調査。
2016年09月16日雨月
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは。
今年は9月15日、つまり昨日が[中秋の名月]でしたね。
まさに読んで字のごとく十五夜でした。
皆さんのところでは観月できたでしょうか。
私のところでは秋入梅とでも言うべきなのか、
連日連夜降雨で、辺り一面霞がかっていました。
ですが、なぜか月だけがぼんやりと光っていて
とても幻想的な光景でした。
※檜枝岐村から見た十五夜の月
また
十五夜のことを、芋を月に供えていたことから
[芋名月]とも呼ぶみたいですね。
芋と言えば
尾瀬国立公園の福島県側、檜枝岐村では。
[いもったらし]という芋料理があります。
どんな料理か想像できますか?
その正体とは
一番左の焼いたやつが[いもったらし]です。
いももちとは違う芋料理です。
このほかにも十割そばの[裁ちそば]や
[サンショウウオの燻製]などの郷土料理も楽しめます。
紅葉の季節はブナの原生林がとても色鮮やかになりますので、
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
2016年09月09日あかね色に染まる場所
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは
尾瀬国立公園の尾瀬沼周辺では、
秋の風物詩である草紅葉が始まりました。
実は湿原にシーズン始まりからずっといた
ヤマドリゼンマイも秋色に染まってきました。
ヤマドリゼンマイ【Osmunda cinnamomea L.】
シーズンの始まりから終わりまで、
ずっと尾瀬を彩ってきた名脇役。
湿原の縁などにまとまって生息している。
しかしその地味さ故に、
多くのハイカーの目にとまることのないシダ植物です。
尾瀬の最終走者であるエゾリンドウも
最後の力を振り絞っているようでした。
これからますます秋が深まり、
木々の紅葉も始まることでしょう。
短い夏は足早に過ぎ去り、静かな尾瀬を取り戻したのでした。
2016年09月08日ミクロの世界へ
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは。
この度、尾瀬沼ビジターセンターに顕微鏡が設置されました。
尾瀬国立公園外での採取ですが、
尾瀬にも生息する動植物のあれこれが観察できます。
※ミズゴケ
スマートフォンでの撮影にも対応しておりますので、
尾瀬に立ち寄った記念に撮影してみて下さい!
※カケスの羽根
そして話変わって
皆さんのお力添えのおかげでビジターセンター内では
折り紙のニッコウキスゲとミズバショウが
増えてまいりました。
ありがとうございます!
今シーズンの終わりにはどれだけ増えているのか・・・。
楽しみです。
2016年09月07日交流の輪
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは。
先日、福島県は檜枝岐村と大熊町の子供たちの交流事業に
尾瀬のガイドとして参加してきました。
檜枝岐村と大熊町の子供たちが交流を深める一環として
尾瀬国立公園を散策するプログラムが組まれています。
尾瀬を散策した後は檜枝岐村内に戻り、
イワナの放流とつかみ取り体験!
尾瀬沼ビジターセンターのスタッフも放流のお手伝い。
子供たちは目を輝かせていました。
捕まえた魚は、自分たちの手で処理していただきます。
会話が尽きない、にぎやかな交流事業でした。
2016年09月01日台風一過で秋澄む尾瀬
尾瀬国立公園 野原英廣
皆さんこんにちは。
台風が過ぎ去った尾瀬では
急に秋が深まったように感じられます。
どこまでも澄み切った広い空!
どこまでも続く天の川!
肌寒さをおぼえる風を感じながら
これからより深まる秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
皆さんこんにちは
冬の尾瀬は人が立ち入らない厳しい自然の場所なのですが、
その間尾瀬がどうなっているか気になりませんか?
そんな時は
環境省自然環境局生物多様性センターが運用しています
ライブカメラをチェックするのはどうでしょうか。
尾瀬には複数カメラが設置されていますが、
環境省のカメラは尾瀬沼に設置されています。
冬の尾瀬沼や湿原、
東北以北最高峰である燧ヶ岳の様子が楽しめ、
過去の画像と見比べて自然の遷移も確認できます。
(左)2002年12月20日14時撮影 (右)2016年12月20日14時撮影
※どちらの画像も環境省檜枝岐自然保護官事務所が縮小加工をしています。
また、日光や富士箱根などにも設置されていますので
お気に入りの場所を探してみて下さい。
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生物多様性センター インターネット自然研究所
http://www.sizenken.biodic.go.jp/index.php
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