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アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
実りの秋
2011年11月18日
小笠原
北海道では雪が降ったみたいですが、ここ小笠原も暑さが和らぎ、朝晩は肌寒く感じてきました。
夏も終わり、植物たちも実りの秋を迎えました。
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左はタチテンノウメ、右はシラゲテンノウメ。
両方とも小笠原固有種。
見分け方はその名の通りで、
立っているのがタチテンノウメ(シラゲテンノウメは、ほふくする)
葉が白い毛で覆われているのがシラゲテンノウメ(タチテンノウメは光沢がある)
です。
なんとなくシラゲテンノウメの実も白い毛でおおわれている気がしますね。
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左はチチジマクロキ、右はウチダシクロキ。
両方とも固有種。ウチダシクロキは国内希少野生動植物種にも指定されています。
『うちだす』とは「金属などを裏から打って模様を表に出す」の意。
葉脈がはっきり見えていることから、ウチダシクロキと名付けたのでしょう。
この2つはもともと同じ植物。
小笠原の自然環境の中で、その場所に合った特徴をもった種に分化していきました。
このようなことを『適応放散』といいます。
チチジマクロキの実はナスに見えてきませんか?!
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左はシマムラサキ、右はウラジロコムラサキ。
両方とも固有種。ウラジロコムラサキは国内希少野生動植物種にも指定されています。
この2つも、小笠原の自然環境の中で適応放散した種です。
ウラジロコムラサキはその名の通り、葉の裏が白い毛で覆われています。
生息環境も林内と岩石風衝地とそれぞれ違います。
その他にも色々と実がなっていました。
この時期は花は少ないですが、ゆっくりじっくりと実を観察するのもいいですね。
森歩きに適した気候でもあるので、カメラやスケッチブック片手に散歩してみませんか。
夏も終わり、植物たちも実りの秋を迎えました。
左はタチテンノウメ、右はシラゲテンノウメ。
両方とも小笠原固有種。
見分け方はその名の通りで、
立っているのがタチテンノウメ(シラゲテンノウメは、ほふくする)
葉が白い毛で覆われているのがシラゲテンノウメ(タチテンノウメは光沢がある)
です。
なんとなくシラゲテンノウメの実も白い毛でおおわれている気がしますね。
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左はチチジマクロキ、右はウチダシクロキ。
両方とも固有種。ウチダシクロキは国内希少野生動植物種にも指定されています。
『うちだす』とは「金属などを裏から打って模様を表に出す」の意。
葉脈がはっきり見えていることから、ウチダシクロキと名付けたのでしょう。
この2つはもともと同じ植物。
小笠原の自然環境の中で、その場所に合った特徴をもった種に分化していきました。
このようなことを『適応放散』といいます。
チチジマクロキの実はナスに見えてきませんか?!
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左はシマムラサキ、右はウラジロコムラサキ。
両方とも固有種。ウラジロコムラサキは国内希少野生動植物種にも指定されています。
この2つも、小笠原の自然環境の中で適応放散した種です。
ウラジロコムラサキはその名の通り、葉の裏が白い毛で覆われています。
生息環境も林内と岩石風衝地とそれぞれ違います。
その他にも色々と実がなっていました。
この時期は花は少ないですが、ゆっくりじっくりと実を観察するのもいいですね。
森歩きに適した気候でもあるので、カメラやスケッチブック片手に散歩してみませんか。