アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
尾瀬で生活するためには・・・
2012年08月09日
尾瀬国立公園
檜枝岐自然保護官事務所の長峯です。
先日、現在改修工事中である、尾瀬国立公園の見晴公衆トイレの浄化槽(トイレの屎尿を貯めておくタンク)が搬入されると聞き、確認に行って来ました。
このタンクがトイレの下に入る浄化槽です
このタンクは約2tの重さがあり、通常のヘリでは運搬出来ないため、この搬入のために通常よりも大きいヘリコプターが来ていました。
定員は30名、通常使用するヘリの5~6倍の大きさ!
このヘリを飛ばすには1分数十万円かかるそうです。
『だったら、わざわざヘリじゃなくて車で運べばいいんじゃないの?』と思いませんか?
ところが尾瀬は車両での入山ができません。
と、お伝えしても・・・
『そうは言っても、山小屋さん達が使う運搬道路くらいはあるんでしょ?』
と、なかなか皆さんに信じてもらえませんが、
尾瀬にはそもそも運搬道路が通っていない為、物資運搬は全てヘリコプターか歩荷(ボッカ)さんが行っているのです。
もちろんユンボもね!
なので、トイレなどの施設を作るとなると、運搬だけでも莫大なお金がかかるのです。
しかし、こうした苦労のお陰で、あの有名な歌のような自然が守られているのですね。
先日、現在改修工事中である、尾瀬国立公園の見晴公衆トイレの浄化槽(トイレの屎尿を貯めておくタンク)が搬入されると聞き、確認に行って来ました。
このタンクがトイレの下に入る浄化槽です
このタンクは約2tの重さがあり、通常のヘリでは運搬出来ないため、この搬入のために通常よりも大きいヘリコプターが来ていました。
定員は30名、通常使用するヘリの5~6倍の大きさ!
このヘリを飛ばすには1分数十万円かかるそうです。
『だったら、わざわざヘリじゃなくて車で運べばいいんじゃないの?』と思いませんか?
ところが尾瀬は車両での入山ができません。
と、お伝えしても・・・
『そうは言っても、山小屋さん達が使う運搬道路くらいはあるんでしょ?』
と、なかなか皆さんに信じてもらえませんが、
尾瀬にはそもそも運搬道路が通っていない為、物資運搬は全てヘリコプターか歩荷(ボッカ)さんが行っているのです。
もちろんユンボもね!
なので、トイレなどの施設を作るとなると、運搬だけでも莫大なお金がかかるのです。
しかし、こうした苦労のお陰で、あの有名な歌のような自然が守られているのですね。