アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
光徳冬期巡視
2014年03月27日
日光国立公園
久しぶりに奥日光へ巡視に行ってきました。春分の日が過ぎ、桜前線が北上中だというのに、奥日光は白銀の世界です。
まだ雪原の奥日光だからこそ、その自然と親しむためのツールはいくつかあります。スノーシューやクロスカントリー(以下、XC)もその一つで、奥日光では専用コースもあります。スノーシューは冬期の巡視ではかかせないアイテムで、先日の大雪の後など大いに活躍しました。しかしながら、XCについては実際のコースや利用についてあまり把握できておらず・・・ということで、XC経験者の所長指導のもと、XC巡視を実施しました。スキーの簡易版という印象でしたが、横転を続けながら、それなりに林内を駆け抜けられるようになりました。私たちの他にXC利用者は数組見られ、軽快に滑っていました。
クロスカントリー巡視中
林内の中のコースを進むと、目にとまるのはシカの痕跡でした。ご覧の通り、まだ新しい樹皮剥ぎの木々が目立ちました。また、餓死したとみられるシカの死体も見かけました。その姿を見ると、本来の自然淘汰か、自然淘汰のようで人間が間接的に及ぼしている影響によるものか、ふと考えてしまいます。
樹皮剥ぎのそばには落とし物も
さらに足を進めると、約30~40頭のサルが川原で群れていました。川の中で何やら熱心に物色しており、石をひっくり返してはモグモグと何かを食べている様子でした。調べてみるとカワゲラなどの水生昆虫を食しているようで、早春だからこそ見られる姿だそうです。サルの樹皮剥ぎ等の食痕は確認していたのですが、こんなサルの姿は初めてで新たな発見でした。
川の中にもサルがいっぱい
この日は天気が崩れるとの予報でしたが、風がなくて日差しも暖かく、心なしか春の雰囲気が漂っているような絶好の巡視日和でした。見た目は冬、空気は春の兆し到来かというのが今の奥日光です。筋肉痛というお土産付きの貴重なXC巡視でした。
まだ雪原の奥日光だからこそ、その自然と親しむためのツールはいくつかあります。スノーシューやクロスカントリー(以下、XC)もその一つで、奥日光では専用コースもあります。スノーシューは冬期の巡視ではかかせないアイテムで、先日の大雪の後など大いに活躍しました。しかしながら、XCについては実際のコースや利用についてあまり把握できておらず・・・ということで、XC経験者の所長指導のもと、XC巡視を実施しました。スキーの簡易版という印象でしたが、横転を続けながら、それなりに林内を駆け抜けられるようになりました。私たちの他にXC利用者は数組見られ、軽快に滑っていました。
クロスカントリー巡視中
林内の中のコースを進むと、目にとまるのはシカの痕跡でした。ご覧の通り、まだ新しい樹皮剥ぎの木々が目立ちました。また、餓死したとみられるシカの死体も見かけました。その姿を見ると、本来の自然淘汰か、自然淘汰のようで人間が間接的に及ぼしている影響によるものか、ふと考えてしまいます。
樹皮剥ぎのそばには落とし物も
さらに足を進めると、約30~40頭のサルが川原で群れていました。川の中で何やら熱心に物色しており、石をひっくり返してはモグモグと何かを食べている様子でした。調べてみるとカワゲラなどの水生昆虫を食しているようで、早春だからこそ見られる姿だそうです。サルの樹皮剥ぎ等の食痕は確認していたのですが、こんなサルの姿は初めてで新たな発見でした。
川の中にもサルがいっぱい
この日は天気が崩れるとの予報でしたが、風がなくて日差しも暖かく、心なしか春の雰囲気が漂っているような絶好の巡視日和でした。見た目は冬、空気は春の兆し到来かというのが今の奥日光です。筋肉痛というお土産付きの貴重なXC巡視でした。