アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
南アルプスの植生復元活動!
2014年09月26日
南アルプス
こんにちは。南アルプスは稜線から紅葉が進みつつあります。
すっかり秋です!
さて、先日、南アルプスの南部にある塩見岳で行われた
植生復元活動に参加してきました。
塩見岳の東峰直下の斜面は、昭和50年代には豊かなお花畑が
広がっていたそうです。しかし、現在は写真のとおり、ほとんど
植物は生育していません。
「昔はお花畑だったんだよ」と教えてもらわなければ、私は
「もともと植物のない場所なんだ」と思っていたはず…。
ここも増えすぎたニホンジカが原因で環境が変わってしまった
場所のひとつです。ニホンジカが高山植物を食べ、地面がむき
出しになったために雨などで土が流れ出すようになってしまい
ました。
このため、南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク
のみなさんが中心となって、植生を復元するための活動をして
います。
今回は、土の流出を防ぐためのマットを敷設する作業を行いました。
すっかり植物がなくなり、むき出しになった斜面にマットを敷設
していきます。
こちらは昨年までに敷設されたマットです。
少しだけ植物が芽生えているのがわかりますか?
もとの状態はまだまだ先ですが、芽生えを見ると嬉しくなりますね。
昔の様子を記録してくれていた人がいて、その人が記録を伝えて
くれたから、昔を知らない人も以前との変化を知ることができる
んだなぁと、今回もつくづく感じました。
私も「現在」の様子をきちんと記録に残し、伝えていけたらなと
思っています。
すっかり秋です!
さて、先日、南アルプスの南部にある塩見岳で行われた
植生復元活動に参加してきました。
塩見岳の東峰直下の斜面は、昭和50年代には豊かなお花畑が
広がっていたそうです。しかし、現在は写真のとおり、ほとんど
植物は生育していません。
「昔はお花畑だったんだよ」と教えてもらわなければ、私は
「もともと植物のない場所なんだ」と思っていたはず…。
ここも増えすぎたニホンジカが原因で環境が変わってしまった
場所のひとつです。ニホンジカが高山植物を食べ、地面がむき
出しになったために雨などで土が流れ出すようになってしまい
ました。
このため、南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク
のみなさんが中心となって、植生を復元するための活動をして
います。
今回は、土の流出を防ぐためのマットを敷設する作業を行いました。
すっかり植物がなくなり、むき出しになった斜面にマットを敷設
していきます。
こちらは昨年までに敷設されたマットです。
少しだけ植物が芽生えているのがわかりますか?
もとの状態はまだまだ先ですが、芽生えを見ると嬉しくなりますね。
昔の様子を記録してくれていた人がいて、その人が記録を伝えて
くれたから、昔を知らない人も以前との変化を知ることができる
んだなぁと、今回もつくづく感じました。
私も「現在」の様子をきちんと記録に残し、伝えていけたらなと
思っています。