アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
南アルプス国立公園とユネスコエコパーク
2015年02月18日
南アルプス国立公園
こんにちは。
みなさんは、ユネスコエコパークってご存知でしょうか?
ユネスコといえば、世界自然遺産(小笠原諸島)や世界文化遺産(富士山)を
思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
ユネスコエコパークは、ユネスコによって認定されるものです。
貴重な自然があり、その自然をきちんと守りながら、自然と調和した暮らし(文化・
経済・社会的活動)を将来にわたって続けていくための取り組みが行われている地域が
ユネスコエコパークに認定されます。
ユネスコエコパークに登録されるということは、自然保全と豊かな人間生活が将来にわたって
共存し、世界のお手本となる地域であると認められたということを意味しています。
平成26年6月、南アルプス地域は『南アルプスユネスコエコパーク』に登録されました。
そして、先日、2月14日には、南アルプスユネスコエコパーク登録証授与記念式典が行われ
ユネスコエコパークの登録証が地域の市町村へ授与されました。式典では、授与式のほか
静岡大学の増澤武弘特任教授によるユネスコエコパークの概要と南アルプスの魅力を
解説する講演や、南アルプスの麓、大鹿村で江戸時代から継承されてきた大鹿歌舞伎の
公演が行われました。
ユネスコエコパークの核心地域(貴重な自然があり、それを守る地域)のほとんどは
南アルプス国立公園として保護管理されています。
エコパークに登録されたことで、南アルプスへの理解が深まって、南アルプスのファンが
増えると嬉しいですね。