アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
お盆を過ぎると
2016年08月17日
尾瀬国立公園
こんにちは。
今日は台風の置き土産の影響か、片品村も暑くなりましたが、
尾瀬はお盆を過ぎると、涼しくなりはじめ、秋の足音が近づいて来ます。
ニッコウキスゲなど、夏の花のピークはあっという間に過ぎ去ってしまいましたが、
今は、季節の移り変わりを告げるように、夏の終わりから秋の花が咲いています。
ミヤマアキノキリンソウ、ワレモコウなどが木道沿いを彩ります。
アケボノソウ(曙草)
名前の由来は、花びらの黒い斑点を、夜明けの星空にたとえたことから。ステキな名前ですね。
黄緑色の斑点からは蜜がでていて、よくアリが集まるそうです。
尾瀬で見つけたら、ぜひ観察してみて下さい!
オゼミズギク
タンポポに似た黄色くかわいいお花です。
水辺に咲くサワギキョウと色づきはじめたヒツジグサの共演!
色鮮やかでキレイでした。
そんな、ヒツジグサの浮かぶ池塘で、せわしなく動く生き物が・・
コガモです。
ものすごいスピードで嘴を動かしながら食事に夢中になっていました。
ほほえましい光景です。
他にも、イワショウブ・サラシナショウマ・ウメバチソウなどの花が咲いていました。
そして・・尾瀬を彩る花のラストランナー、エゾリンドウも蕾をつけてスタンバイしています。
草紅葉で尾瀬ヶ原が金色に輝くのも、もうすぐです!