アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
雲龍渓谷 氷瀑現状調査
2017年01月17日
日光国立公園
初めまして。日光自然環境事務所の高橋と申します。
12月1日からアクティブレンジャーとして着任いたしました。
着任してきてからまもなく二ヶ月。ようやく仕事のペースなどが少しずつ掴めてきたこの頃です。
中旬に行われた、雲龍渓谷の氷瀑現状調査に同行しましたので報告します。
この調査は毎年利用開始前に、栃木県・日光市の山岳連盟と雲龍渓谷を利用する事業者の方が集まり、渓谷内の氷瀑の成長具合、アクセスルートや危険箇所の確認などを行っているものです。
まさに圧巻!大自然の芸術作品です。
燕岩の氷瀑も一つはすでにつながっており、成長中の氷瀑もありました。
冬ならではのすばらしい風景ですが、大自然の懐深くに入るということは、包含するリスクも大きくなると云うことです。
落石や落氷、様々な危険があることをどうかお忘れなく。
風や日差しの強い日は要注意です。
氷瀑にたどりつくまでには雪に埋もれた小川を渡りますので、足場をよく確認し、踏抜き等に注意することも必要です。
また、氷柱落下事故のリスク低減のため、昼頃までには下山しましょう。
今年の入渓期間は、2月12日(日)まで。
以降は気温の上昇などにより氷柱落下等が発生し始め、危険性が高まるとのことです。
入渓に当たっては、登山届けの提出をお忘れなく。
ネットでも提出できるようになっていますので、ぜひご活用ください。
https://s-kantan.com/pref-tochigi-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=1158
補足:お手洗いはありませんので、「携帯トイレ」等のご用意と、紙も含めた持ち帰りをお願いします。