アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
戦場ヶ原の危険木調査
2017年05月26日
日光国立公園
初めまして。
4月1日に日光国立公園管理事務所にアクティブレンジャーとして
配属されました、番場美奈子と申します。
日光に来てからそろそろ2ヶ月。あっという間に時間がすぎ、冬の終わりから
新緑の季節となりました。
先週、戦場ヶ原と小田代原で歩道沿いの危険木(枯れ木、枯れ枝)の調査を実施しました。
これからの時期は、たくさんの方が利用されるので特に歩道の安全に気をつけなければいけません。
この日は天気も良く、既に小学生の団体さん等で賑わっていました。
さっそく調査開始。
歩道を進むと危険木候補を発見。
この木の枝は枯れていて落ちたら歩道にかかる恐れがある、と危険木認定したら、
樹木の樹種を判別し、樹高を測ります。
念願のレーザー測定器で測量するも電池ぎれ。
レーザーは断念し、2mの測量ポールをあてて樹高を測っていきます。
このミズナラは測量ポール4.5本分の高さとカウントして9mで決定。
次に林尺を使って胸高直径を測ります。
林尺で目盛りが足りない大物はコンベックスでぐるっと測定。
そして、枯れ枝の位置や数をカウントします。
その他にも、根や内部が腐っていないか測量ポールや測量ピンで感触を確かめます。
今回の調査の記録をもとに、これから撤去作業に向けて取り組んでいきます。
作業中は、「何しているんですか?ご苦労様です。」と利用者の方にたくさん声をかけていただきました。
皆さんが安全に散策できる空間を確保する為、これからも目を光らせていきたいと思います。