2017年9月26日
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2017年09月26日「親子で!放鳥トキモニタリング体験!」
佐渡 近藤陽子
皆様、こんにちは。
夏場、生い茂る稲と稲の間にある畦(あぜ)などでエサを取っていて、なかなか姿を見ることができなかったトキたちが、ようやく刈田などに出てくるようになりました。稲刈りが始まったばかりのこの時期はトキの観察がしやすく、刈田で群れをなしてエサを取っているトキが秋を感じさせてくれます。
そのような中、9月22日(金)には、新潟県佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションにて、第17回目となるトキの放鳥が行われました。放鳥日の午前中に全19羽(オス14羽、メス5羽)が佐渡の自然界に飛び立ちました。
※詳細 ☞ 放鳥トキ情報
放鳥翌日の9月23日(土)には、第17回放鳥が放鳥10年目となることを記念し、アクティブ・レンジャーによる企画・運営で、親子を対象としたトキの観察会を行いました。佐渡自然保護官事務所では初の試みです。
トキを守っていくことがなぜ大事なのか、今後、どういう距離感でトキと付き合っていくべきか、放鳥されたばかりのトキの様子やトキが暮らせる環境を将来の佐渡島を担う子供たちと一緒に観察しながら考えていくとともに生物多様性・自然環境の保全の重要性について理解・関心を深めていくことを目的として開催しました。
観察会は7組13名の方々に参加していただき、双眼鏡や望遠鏡の使い方を学ぶトキのモニタリング体験やトキを始めとする佐渡の野鳥を学ぶ講座の受講、放鳥トキが前日まで訓練を行っていた順化ケージの見学等をしていただきました。
トキ講座
放鳥トキが前日まで訓練していた順化ケージ内の見学
順化ケージ内に残るトキの足跡
佐渡のアクティブ・レンジャー2名にとっては初の試みだった今回の観察会。参加者の方からは「楽しかった!」等の声が聞けて良かったなと思う反面、「次回はこうしよう!」と、多くの改善点を発見する良い機会でもありました。
今後も佐渡自然保護官事務所ではトキの観察会を行っていく予定です。回を重ねるごとにより良いものへとつなげていけたらいいなと思います。
こんにちは。日光国立公園管理事務所の高橋です。
9月22日~24日に東京ビッグサイトで開催されたツーリズムEXPOジャパンに参加してきたので、今日はその様子をご案内します。
ツーリズムEXPOジャパンは日本最大級の旅行イベントで、環境省は毎年出店しているのだそうです。そして今年は「国立公園満喫プロジェクト」との関連もあり、ひときわ力を入れて臨んだとのことでした。
私が担当したのは22日で、欧米豪と日本の旅行業者の方がメインで来場する日でした。とても緊張しましたが、楽しく勉強させていただきました。
また、今回出店した国立公園は、阿寒摩周・十和田八幡平・日光・伊勢志摩・大山隠岐・阿蘇くじゅう・霧島錦江湾・慶良間諸島と、いずれも満喫プロジェクトに取り組んでいる公園です。それぞれ気合いが入っている様子でした。
日光国立公園ブースでは土日の一般来場者向けに「木の枝のえんぴつ作り」といった体験メニューを用意してのおもてなしです。年齢問わずの大盛況で終わったそうです!
等身大のクジラのしっぽパネルや、バーチャルスコープを使用した各公園の美しい風景体験などなど... 日本の大自然の素晴らしさをお伝えするため、色々な仕掛けとともに、国立公園の魅力を存分にアピールできた3日間でした。